進研学習会ブログ

おやじから一言 2017 12月

2017.12.19

イトウです。

今年の仙台の初雪は11月の下旬にパラパラッと降ったね。そんで先日12日火曜に3cmの雪がサラッと積もった。と、言ってもすぐに溶けたが…。初雪からの3週間でほとんどの自動車が夏タイヤからスタッドレスタイヤという冬タイヤに履き替えた。キミらの服装も厚手の上着になり、ネックウォーマーや手袋をしてくる者たちもずいぶんと増えた。朝起きるのがきつくなってきたね。あったかいものを食べるとホッとする。本格的な冬が徐々に近づいていることを感じるだろう? 仙台で最も寒くなるのが1月下旬から2月上旬だ。つまり私立一般入試、公立前期入試あたりだ。キミらのほとんどがダウンやオーバーを塾に着て来るあたりだな。カレンダーを見てみろ、今日は12月の何日だ?私立一般入試の1月24日まであと何日ある?キミらを見ているとなんか「余裕」を感じてしまうんだな。「何とかなるよ、きっと。」的なものを感じる。まあ、そう感じるのも何となく理解できる。だってほとんどの人たちは白か黒か、という勝負をしたことがないよな。1月の「受験」がどういうものかは、模試などの小さな経験から想像することしかできないからだ。「受かる」か「落ちる」しかないのが受験。「惜しくも不合格です」という人も「まったくだめです。あなたは受験校を間違っています」という人も同じ扱いになるのが受験。「受験してくれてありがとう、余裕で合格です!」「まあ、ギリ合格ですね、危なかったですよ」という人も同じ合格なのが「受験」。超簡単に言えば、名前があれば「合格」なければ「不合格」。シンプルだ。シンプルな分だけ、いくら合格率S判定がついていても不安になってしまう。本当に受験は厳しいものなんだ。だから、真剣に受験勉強をしてほしいし、自分なりの学習計画や勉強方法をあみだしてほしい。「こうすれば私は覚えられる」「○○ちゃんのようなやり方は自分には無理。だけどヒントはある…」「もっと隙間の時間に英単語くらいはできるハズ…」「連続2時間は無理。でも30分4セットだったらできる」 せっかく人生の中で何度もない受験勉強というものを経験しているのだから、いろんなことを考えてちょうだいな。きっと将来、いろいろな場面で役に立つときが来るはずだ。そして、結果的に「白か黒」の黒になってしまった者たちは本気で泣いてほしい。1週間位泣いてほしい。いろいろなことを我慢しながら一生懸命に勉強した者ならば「黒」となった時、涙が出るはずだ。なんとなーく言われたことをやって、みんなが勉強しているから、自分も最低限の勉強をして、受験校も何となーく決めて最後の1,2ヶ月だけ頑張った者はきっと「黒」となっても、その日だけがっかりする程度だろう。せいぜい翌日までの「がっかり」だろう。そんなことでは何も次に生かされない。ダメだったときにいっぱい泣いた奴はきっといろいろなことを学べるはずだ。もっと話したいがそれはまたの機会にしよう。とにかく、真剣に自分のための受験勉強をしてほしいのだ。言っておくが全員が合格できる入試はない。英検のように6割とればOK!という性質ではないのだ。マラソンと同じだ。倍率が1.3倍というのは130人でマラソンをして100位までが合格。101番目からは不合格ということだ。いくら一生懸命に走っても、周りと比べて遅かったらダメ。いくら実力があってもインフルで当日調子が出せなくてもダメ。言い訳なしで100位までが合格なのだ。本当に入試というものは怖いな。
さてさて、12月も後半に向かっていますな。私立過去問は進んでいますか?やってみてわかったと思うが、けっこう難しいよな。尚絅、ウルスラあたりは完全に特進クラスを選抜するための入試問題になっているからウルスラの尚志コース、尚絅の総進コースを受験する人たちにとってはかなりキツイね。「先生、数学40点位しか取れなーい」「理科、なんであんなに難しいんですか…」とよく言われますね。まあ、取れるところをケアレスミスなく取ってほしいね。「取れるところをしっかり取る」この当たり前のことも訓練なしではなかなか難しいことですぞ。何も考えずに言われたことだけしかやらないアホな奴は自分ができそうな問題とできない問題の区別がつかない。中途半端な答えを書く。解答欄を埋めればほどほど満足。あいまいな記憶をたぐりよせて「空海か最澄のどっちかだったんだよね…、えーい空海でいこう!」答えはルター。こうなってくると  ”取れるところを取る”どころか取れるところがどこ?という話になってくる。「取れるところをしっかり取る」ためには今までも言ってきたが、模試の復習である。どういうところで間違って、その中でもケアレスミスがどの程度含まれているのかを知らなければならん。と、言ってもさすがにこの時期になって今から模試の復習はツライと思うので、過去問演習でしっかりと解説を見て採点してほしい。単純にマルかバツで合計45点、「ありゃ―ダメだね、次はがんばろう!」というのでは全くアカンぞ。どういうところを間違っているのかをチェックだ。友だちと入試問題についてたくさん話をしよう。取れるところを「確実に!」取っていこうぜ。
過去問をやる意味は2つある。1つはもちろん自分が受ける学校の入試問題でどの程度解けるのかを知る。2つ目はクセを知る。私立の問題は学校ごとにけっこうクセがあるものだ。○○高校は古文は出ない。△△高校の数学は大問2と3と5でかなりきつい図形問題が出される。××高校の英語は長文が2つ、そのうち一つは対話文で易しめの問題が出る…などなどパターンがあるものだ。それを自分でつかんでほしいのだ。ただやるのではなく、これらのことをちゃーんと考えて進めるようにしよう。さて、そろそろ今回のテストの発表だな。キミらの中から「激ムズだった。」「数学死んだ!」などといういやーな話が飛び交った12月模試。実際、数学は本当に難しかったな。まずは11月模試の結果を振りかえろう。
●新みやぎ模試 11月度

 
全体 60 42 52 50 61 265
72 61 63 64 74 333
SS 57 59 56 57 56 58


んだんだ、こんな感じだったな。9,10,11月と連続3回のSS58は立派だが、もう一段ステップを上げたいなー、と思っていましたが…。こんな感じでした!
●新みやぎ模試 12月度

 
全体 55 34 50 46 54 239
62 48 63 61 68 302
SS 54 57 56 57 56 57


むむー、SS1下がっちゃいましたな。しかし数学の塾平均が48点とは情けない。あの問題だったら52点位はイケたんじゃないかね。二次関数の問題の正答率がかなり低かったが、あの程度ならもうちょっと何とかしてほしかったな。
さあ、今回12月に自己ベストの偏差値を叩き出したのはこいつらです。スゲーなー。当たり前のことだが回を追うごとに自己ベストを出すのは難しくなっていくよね。本当にたいしたもんだ。自信をもってこれからの勉強に取り組んでほしい。
 

名前 中学校 今回の偏差値
OOOO 八乙女 75
PPPP 南光台 71
QQQQ 八乙女 66
RRRR 南光台 65
SSSS 南光台東 63
TTTTTT 南光台東 63
UUUUU 八乙女 59
VVVVV 南光台 48
WWWWW 鶴谷 48


自己ベストタイの人も5人いました。AA(南)くん72,BBくん(南)67,CCさん(西)66,DDくん(南)63,EEくん(南)63。
 次回は1月8日だ。ラストの模試となる。ほとんどの中3生がどこかの塾の冬期講習を受けるだろう。みんなが全力でお勉強するのだ。そんでその締めくくりが1月模試!ここで偏差値を上げるのは本当に難しいと思う。だけど今回12月模試で下がった人たちは何としても元の偏差値に戻さなければならない。元に戻してもまだ足りない、という人は与えられた時間を無駄なく、集中して学習していこう。さあ、いよいよ冬期講習だ。真剣にやろう!目標を持ってやろう!絶対に成績を上げよう!
公立後期の受験校決定は2月9日か13日あたりだ。12月の模試がC、D判定だった者でもまだチャンスはある。志望校をあきらめるのはまだ早えーよ。ガツガツ行こうぜ!最後まで精一杯やろうぜ!ワシらも応援する。
 

 

 

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