進研学習会ブログ

おやじから一言2020 VOL8

2021.01.27

この「おやじから一言」は塾長の伊藤が中3生会員に渡している読み物で、模試の結果が出るたびに発行されます。本来、すべて実名で書いていますがこのブログ上ではAとかBで生徒名を表しています。また、HP上ではVOL6の次にVOL8になっていますが、VOL7は中3生に送る年賀状になっています。10pt.の大きさでビッチリ書いて送っています。

さてさて1月9日に冬期講習が終わり、そんで私立推薦・特待入試が1月13日におこなわれた。我がシンケンズからは5名がエントリーし、無事全員が合格した。私立の推薦は評定などの基準がありそれをクリアし、中学校長が推薦してくれればほとんどの場合、合格となる。まあそれでも本人から「合格しました」の声を聞くまではちょっと緊張するものだ。まずは皆さん合格おめでとう。その5名の進学先高校はコチラ。
榴ケ岡  TGコース 1名
古川学園 普通科   1名
常盤木学園 リバティ 1名
東北学院 TGコース 1名
生文大高 美・デ科  1名
また私立が第一志望ではないが、東北高校を「公立併願特待入試」を受験したものも3名いる。その名前のままだが「公立を受験しても良いよ、だけど公立が落ちたらウチに来てね。約束だよ。評定基準と1月13日の3教科の得点しだいでは授業料を免除、あるいは半額免除にするからさ。」というものである。
創進コース S特待  1名
創進コース B特待  1名
文理コース B特待  1名
受験した者たちに受験日の話を聞くと、試験の出題範囲外からの出題があり、「第〇問はやらなくて良いです。全員加点とします。」などとマヌケなことになったみたいである。創進・文理コースという進学コースの選抜をするテストでもあるのに本当に問題のチェックが甘いですな。
他にも城南でも公立を受験できる単願入試というものが行われた。こちらは1名がエントリーし、無事合格。
科学技術コース   1名
1月の中旬に行われる私立の推薦・特待入試でこのような公立を受験しても良い、という入試が行われるようになったのはいつからだろうか。6、7年位前からだっけかな? 本来1月中旬に行われる入試は推薦・特待入試なので、そこで合格したら、そこで受験は終了。はい、その学校で頑張りなさいよ。というものが本来の推薦・特待入試である。それを城南高校が入学を義務付けない入試にしたのだ。少子化が進むなか2月の一般入試前に受験者(入学者)を確保するために行ったのだろう。明らかにそれまでの私立受験のルールからは外れていた。しかし、それから数年経ち、他私立でもこのような1月中旬の推薦・特待入試を合格しても入学を義務付けない高校が数校出てきたのである。これも少子化の影響なんだろうね。
 大半の人は2月2・4日が入試スタートということになるのだが、今から2日までに何をするべきかを話そう。まあ、あまり時間がないが、それでもこれくらいのことはやれるハズ。
私立過去問のおさらい。すでに1回はやっているので、やるべきことは1回目に間違った問題をもう一度解く。全部でなくともOK。ミスした問題の半分ができるようになっていれば十分だ。できなかった、わからなかった問題が数学で10問あったら5問できるようになっていれば良い。全部当てないと!などとは考えない方が良いぞ。
私立過去問ではないが、12月・1月模試のおさらい。同じくミスした問題の半分ができるようになっていればOK。
英単語、漢字の練習。
ぶっちゃけ、私立はほぼ確実に受かります。自信あります。という人は理社の勉強を強化する。暗記がメインの教科なので3月の公立受験のことを考えるとそちらを見据えて理社を勉強しよう。私立は英数国の3教科のところがほとんどなので、ついつい理社がおろそかになりがちだ。もう私立は受かる予定です、という人は理社の勉強をガツガツやっていこう。
君らの中には今、ワシが書いたこのことをすでにやってしまっている者もいるだろう。そんな人は書店で問題集を買いましょう。普通の単元別に載っているものではなく、入試予想問題というようなタイトルのもので、全範囲が載っているものが良いね。模擬試験タイプのものだな。問題集を購入するときに意識しなければならないのは、「解答」のところだ。ここを見てわかりやすいかを確認するのだ。解答が分かりにくいと本当にイライラする。まあ、すでにそんな問題集を買ってしまっているのなら、わからない問題はワシらに聞いてくれ。
 入試というのは本当に緊張するものだ。ただ、緊張が大きいほど、狭き門であるほど、合格の時の喜びは大きい。今度の2月2・4日の私立受験校が第一志望の高校でないならばそんなに緊張することもないのだが、そうもいかないよね。生まれて初めての受検です!という人も多いよね。緊張して当たり前だわな。んだば、緊張を楽しもうぜ。「えー、結構オレ緊張しているよ。やべー、なんか頭がカーっとしてきたぞ。いやーなんか落ち着かねー」というように自分のその気持ち、様子を解説するのだ。アナウンサーのようにね。これだけでも楽しめる。(ワシは結構この緊張を楽しめるタイプなので得な性格だと思う。)
そうそうここで言っておかなければならないことがあった。私立の合否の発表が2月6-9日にあるのだが、これによって私立第一志望の者は受験終了!推薦・特待合格者を加えるとおそらくクラスの2割位の人はここで受験終了!そうなってくると悪魔のささやきが聞こえてくるようになる。「今度の日曜、ラウンドワンに行こうぜ。大丈夫、コロナとかマスクで十分だって!」「スイパラ行こうよ」「俺、ほとんど勉強してないけどツツジ受かったし、〇〇なら泉の普通科なんか楽勝だって、1日だけ遊ぼうぜ」恐ろしい、ささやきである。もし、そんな無神経な奴がクラスにいたら首からニンニクをぶら下げ、十字架を持ち「怨霊退散!」と叫びながら、そいつのおでこに十字架で傷をつけてニンニクをこすりつけてやれ。「ウザい!」という言葉はこういうヤツが当てはまるんだろうね。
「入試」という制度の良いところは何だと思う? 制度・ルールの話だ。ワシは入試の最も良いところは「公平」という点だと思っている。公立高校だと内申と入試時の得点が3:7とか4:6とか事前に公表されている。つまり入試の時の得点だけではなく中学3年間の生活態度や、成績がきちんと評価の対象になっているのだ。貧乏、金持ちの差もなく親の身分の差も関係ない。顔の良し悪しも関係なし。目が大きくてパッチリしているからプラス5点!ということもない。なんかチャラいからマイナス10点!ということもない。本当に公平だと思う。公平ということは言い訳ができないということだ。だから、その日に向けて体調を整え、真剣に挑んでほしい。入試が終わった後、「これでダメだったらしかたねーな。」と思えるくらい全力で挑んでほしい。そんな入試にすることができたら、仮に不合格であっても「次」につながる良い入試であったと。言えるんじゃないかな。(まあ、合格が一番良いんだけど…)
んだば前回12月の結果を振り返りつつ、1月模試の結果を見てみよう。
12月度
  合計
全体 55 48 47 53 54 257
53 54 47 55 56 266
SS 49 52 50 50 50 50
んだんだ、こんな感じだった。イマイチだった。そんでこれが今回。
1月度
  合計
全体 55 49 52 46 53 255
54 54 54 53 56 270
SS 49 52 50 50 50 51
むむー、こんな感じでしたか。
まあ、言いたいことはもう言ったので、あとは各自が第一志望の高校にこだわりをもって、「何が何でも受かってやるぜ!絶対に合格じゃー、ドスコーイ!」という気持ちで公立受験までの残り40数日を駆け抜けることができるかだ。とりあえず今は私立入試に集中だ。スライドなしでズバッと合格しよう。そして気持ちよく公立高校の受験に向かっていこう。
君を応援している家族のためにもここはもうひと踏ん張りしなくてはいかんぞ。あきらめてもいかんぞ。毎日ギリギリまで自分を追い込んでも勉強するんだ。それが自分を応援してくれる人への礼儀だからな。さあ、やれやれ、死ぬ直前まで勉強じゃ!   
お知らせ
今回のみや模試の集計データが閲覧できるのでぜひ見てくれ。志望校別得点分布などはとても良い資料になるぞ。「宮城新教育」で検索。“新みやぎ模試速報7”をクリック。パスワード画面で 「miyamoshi7」期間は1月29日から2月20日まで。
 
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