2019おやじから一言 Vol.2
2019.09.05
この「おやじから一言」は塾長の伊藤が中3生会員に渡している読み物で、模試の結果が出るたびに発行されます。本来、すべて実名で書いていますがこのブログ上ではAとかBで生徒名を表しています。
えー、こんにちは。このⅠ週間で風が変りましたな。ジメジメさが少なくなり、カラッとまではいかないがかなり過ごしやすくなったな。我が家のまわりでは鈴虫が大合奏している。スーパーには梨が並び始めている。来週には宮城のサンマが並んでくるだろうな。もうそろそろ秋ですな、みなさん。あの夏休みが終わり、実力テスト、文化祭、駅伝等の行事が一つひとつ消化されていくね。キミらの中学生活もあと半年ですな。来年の4月にはどこの高校に通っているのでしょう?ぜひ自分の希望する高校に入ってほしいものです。キミらもそう思うよな。そのためにも、今本気で勉強しなければならん。学校の授業は真剣に聞いているか? 学校で習ったことはなるべくその時に頭に入れるようにしてくれ。
後で覚えます!というように考えている人はここから先、伸びないぞ。なんとなくだが今年の中3生は「入試なんてずっと先のことだもーん」というように考えている人が多いんじゃないかな。勉強以外の行事ごとばかりを見たがる、というかなんというか…。まあ簡単に言えば勉強したくない連中が多いような気がする。この時期になってくるともう少し焦っている奴が多いのだが、今年はなんか違うんだよね。もっと、受験生としての意識を高めてほしいし、時間をムダにしないでほしいし、わからない問題はスグ質問するというような姿勢を持ってほしいね。あと、残された学校の行事を積極的に取り組んでほしいね。そうすることで友だちや先生といろいろな思い出を作れる。20年後、30年後の記憶に残るような思い出を作ってほしい。ワシが中学生の頃の思い出はけっこうたくさん覚えている。やはり覚えているのは事件・ハプニングだったり、みんなで盛り上がったこと、あと恋話かね。ムフフ。セッツという友人がいたのだが、セッツは仁美ちゃんが好きだった。それを告白させようと、我々、「悪の組織」が公開処刑とも言える方法でコクらせたのだ。土曜日の午後だ。当時は土曜でも午前中に4コマの授業があり、給食なしで掃除して終了。そんな土曜の午後だ。悪の組織5人とそうでもない者数名とセッツは土曜午後のたまり場である放送室でべらべらと何でもないことを話していた。勉強をしている者もいたが悪の組織のナンバー3である伊藤少年はナンバー1と2と一緒にいたずらを考えた。セッツに仁美ちゃんのことをどの程度好きなのかをがんがん質問攻めにしていったのだ。「なんだセッツは仁美ちゃんのことその程度なのかよ。もっと本気だと思ってたよ。」などとナンバー2がセッツをあおる。ナンバー1もセッツに「どこが良いのよ。全部言ってみろよ。」とバンバンつっこむ。話が盛り上がってきた頃に、職員室以外の教室にその会話を放送したのだ。ボリュームは下げておいた。土曜午後の職員室は2、3人の先生しかいないことは経験から知っていた。その日は何かの理由は忘れてしまったが、部活中止の日だった。校舎にいるのは中3生がほとんど。ほとんどといっても各学年1クラスずつのミニ中学。中3生は45人だった。
まあ、そのほとんどは校舎内にいて自習をしていた。自習するのは自分の教室かマルチルームと言われる廊下の突き当たりのちょっと広いスペース、そんで放送室。我々悪の組織はほぼ毎週放送室を占拠して学習にいそしんでいた。さて、生中継のセッツの告白とも言える放送に仁美ちゃんの友人たちは速攻で我々の中継を妨害すべく放送室にやってきた。しかし、放送室には鍵をかけておいたので、しかも防音対策十分なので、こちらの放送にはあまり影響はなかった。一通りセッツが仁美ちゃんに対する愛を語ったところで終了。放送室を出るとそこには仁美ちゃんとその仲間たちがいた。セッツはことのいきさつを知り、顔を真っ赤にしながら『オーマイガッ!』と何回も叫んでいた。 終
ワシは小学校から大学までのことをけっこう覚えている。それはハプニングや楽しいこと、つらかったことがいくつもあったからだと思う。大人になって中学時代のことを思い返した時にたくさんのことを語れるのは楽しいものだ。ぜひキミらには残りの中学生活で思い出となるようなことを経験してほしい。だけど、ワシらのようないたずらは今の時代はきっとアウトなんだろうね。昭和は良かったなー、としみじみ… 目を細めながら遠くを見るイトウであった…。 再び 終
ちょっと独り言が長かったな。
さて、9月8日は模試である。今回ダメだった人も何とか次は結果を出したいところだ。前回のおやじ~でも書いたが、偏差値は誰かが上がれば必ず誰かが下がるものだ。全員が上がることはない。自分の今の勉強で本当に上がるか?その勉強量で上がるか?中3であれば常にこのことを自問自答してほしい。模試は言い訳なしの結果がすべてだ。ここが当たっていたら…、本当はわかっていたんだけど…、初めは5って書いていたんだけど…。そんな言い訳は通用しない。あっそうだったんだ、ふーん。で終了。マグレでも勘でも良いから点数を取ってくれ。厳しいかもしれないが、こちらが見るのは数字だけだ。
さて、そろそろ今回8月模試の発表だ。と、その前に前回7月の結果を見てみよう。
●新みやぎ模試 7月度
上段:受験者平均点 中段:塾生平均点 下段:塾生平均偏差値
国 | 数 | 英 | 社 | 理 | 計 | |
全体 | 69 | 39 | 53 | 52 | 55 | 268 |
塾 | 77 | 48 | 63 | 58 | 62 | 308 |
SS | 54 | 53 | 54 | 53 | 53 | 54 |
全体的にバランスはとれていましたな。県平均プラス40点でしたな。そんで、今回は…
●新みやぎ模試 8月度
国 | 数 | 英 | 社 | 理 | 計 | |
全体 | 56 | 48 | 54 | 53 | 62 | 273 |
塾 | 60 | 59 | 62 | 61 | 73 | 316 |
SS | 52 | 55 | 54 | 54 | 54 | 55 |
まずまずですな。県平均プラス43点です。若干国語はちょいと悪いが今回もバランスは取れている。
7月から8月にかけて偏差値(SS)が2以上アップした者は全体の56%、プラスマイナス1以内のほぼ横ばいの者が25%、SS2以上ダウンした者が19%とだいたい例年並みの結果となった。偏差値が最も上がったのが八乙女中のAAAAのSS59からSS66への7アップ!スゴイじゃないですかー。SS7はなかなか上がらんぞ。またSS6 アップは鶴谷中のBBBBだ。2人ともえらいぞ。次回も期待している。1で良いから上げてくれ。逆に最も下がったのがMMKさんのSS6ダウン。数学の宿題をいくら催促しても出さないよね。そういう基本的なことを守らないとすべてにおいていろんな影響が出てくるものだ。自分に対してもっと厳しくしないとな。そうじゃないとこれから先(ガミガミガミガミ…以下600字程度説教が続く)。
11月には私立の受験校を決めかければならんのだ。11月下旬から12月上旬に学校で三者面談があるのだが、その時には私立受験校を伝えなければならない。そんでスグ願書をもらって、あるいはウェブ出願をして受験料を振り込む。それが12月の中旬。だから、11月には私立の受験校を決めなければならんのだ(公立は2月10日位まで)。そうすると11月初旬の模試が大切になってくる。ウチの塾では9月~11月の模試のSSと現時点でのなりたい職業、あるいは高校でやりたいことなど考慮し、私立受験校の学科・コースが適当なのかどうかを考えている。もう中3生なんだから、自分が興味があること、将来やりたいことを考え、また職業に関する知識も得ていかなければいけないよね。将来、自分が就きたい職業が明確な人はなおさら公立・私立で受験校を慎重に決めないとな。例えば薬剤師になりたいと思っていても、その学校から東北医科薬科大やそれ以外の薬学部にここ2、3年、進学していないのであれば絶対に無理とは言わないが、かなり難しいだろうな。やはり、毎年何人かは薬学部に進学している高校を受験した方が良いに決まっているよね。そのためにも説明会や各高校の案内に目を通して、受験校を決めていってほしい。
高校選びという話でいうと、9・10月は私立の説明会が多い。少しでも興味がある学校は行ってみよう。ぜひお友だちを誘ってください。自分が来年行く高校になるかもしれんのだ。ちゃーんと学校の雰囲気とか設備とか、部の活動状況、大学進学実績などを聞いてきてくれ。できれば保護者の人にも行ってほしいですな。同じ学校の説明会に行ってもキミらとは視点が違うはずだ。キミらが気づかないところも見ているはずだ。保護者と一緒に行くことがちょっと恥ずかしい、なんて思うのならば別々でも良い。まあ1人よりは2人の目線の方が情報量は多いぞ、ということを言いたいのだ。
繰り返すが、キミらは来年高校生になる。高校選び、つまり受験校選びは他人の話しではなく、自分の話しなんだ。親が高校に通うわけではない、自分が来年通う高校の話しなんだから、しっかりと自分の意見や考えをもって受験校選びをしてくれ。
今回、塾内で1位だったのは
CCCC(付属中)でした。439点SS70
やるねー。頑張りましたねー。
まあ、何点取るかも大事だが、少しでも上げていくことがとても大事なことだ。次回は今回の自分の偏差値より1でも良いから上げてほしいな。そのためにも日々の努力。特に土曜、日曜などの休みの日の過ごし方が超大事だ。今は期末テスト前だからめちゃめちゃやって当たりまえだ。それが終わってからの休みの日をどう計画的に勉強していくかが、偏差値アップのカギとなってくる。さあ、きちんと考えるべ。考えた分だけ前に進めるぞ。
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