進研学習会ブログ

2019おやじから一言 VOL5

2019.11.19

この「おやじから一言」は塾長の伊藤が中3生会員に渡している読み物で、模試の結果が出るたびに発行されます。本来、すべて実名で書いていますがこのブログ上ではAとかBで生徒名を表しています。

いやーすっかり秋ですな。
と書いたのが約1ヶ月前。だから今は秋は秋でも終わりの方の秋ですな。これを晩秋というんだな。もう冬が来るんだねー。仙台の場合は11月に1回雪が降って、2回目が降るまでにちょっと期間がある。ワシはいつもこの1回目と2回目の間にクルマのタイヤ交換をしている。キミらの着ている服もずいぶんと厚くなってきたね。まあ、中には春も夏も今もまったく変わらず中学校のジャージという者もいるが…。そのうちオーバーやダウンを着てくる者たちが出てくるんだ。そんでマフラー、ヘッドフォンっぽいイアーウオーマー。そうなると「冬」の始まりだ。つまり、受験の季節到来ということなのだ。今回11月の結果でキミらとの第2回二者面談。そして保護者の方との教育相談ということになる。
ここで決めるのは私立受験校だ。どの高校をどのような受験方法で受けるのか。受験方法というのは、一般、自己推薦、推薦、奨学生入試などのことを指す。キミらの代から私立高校生の授業料がかなり安くなる。簡単にいうと親の収入が年間590万以下の場合、国からの就学支援金というお金を授業料相当分くれるのだ。まあ、ここではくれると書いたが実際には私立高校に支払われる。なぜこんなビックニュースが広まらないのかというと、国が都道府県ごとに支給額を決めているのだが、それが全国の都道府県すべての支給額を決めてから発表することになっていて、それがかなりもたついている。宮城県はおそらく年収590万円以下の世帯では年間34万円の支給(ちなみに現在は約12万円)ということになりそうなのだが、決まらない事には発表されないので広まっていないのだ。ただ、支給されることはまちがいない。これにより半分以上の家庭では私立高校の授業料が免除になる。ただ、私立は授業料外に教育費とか施設費だとか月に1~1.8万円位はかかるので、授業料が免除となってもその分は払わなければならない。それでも私立高校と公立高校の授業料の差はかなり小さくなることは間違いない。そのような制度に伴い各私立高校でも奨学生(特待生)のお金の面での免除幅が広がった。昨年まではA特待で授業料のみ免除だった学校が今年からは授業料以外の費用についても免除する、などという感じになってきている高校もいくつか出てきた。特待だから公立受験はできないが、それでも私立の金銭面的なハードルが低くなったことはキミらの選択幅が広がったことを意味する。そういうことも家族で話し合ってほしいですな。
公立受験校を決めるのは2月中旬だ。11月~1月の模試の結果と内申点が大切である。内申はもうどうにも変わらないが、模試についてはまだ2回ある。しっかりと勉強して何とか結果を出してほしい。
今の時期になって勉強できない奴はきっとワシが何を言ってもしない。1日たった2時間程度の勉強で「勉強しています!頑張っています!」などと言うアホにも付き合いたくない。中3のこの時期で勉強しない奴はきっと一生やらないんだよ。厳しい言い方だがそんな連中は社会に出たときに努力できないし、しないんだよね。そんな自分をたなに上げて周りのせいにするんだ。「俺の力がこの会社で発揮できないのは、上司の連中が俺の良いところを見てくれないからだ。」「私に○○のような仕事をさせてくれたら、ちゃんと出来る自信あるのにー」などと居酒屋でグチる人になるのだ。自分から動かない、言われたらやるけど言われないからやらない。前回はやれと言われたからやったけど、今回は言われていないのでやっていない。やり方がわからないからやらない。教えてくれない方が悪い。責任は持ちたくない。だから、言われたことだけをしています。まあ、そんな感じの大人になるんだろうね。やらなければならないときにやれない人間は言い訳が多い。キミらが活躍しなければならない10~30年後、そのような連中はゴミ箱行きよ。やるべき時にやる。一度言われたことは忘れないように努力、工夫する。言われなくても気を回す、気を配る、気にする。ぜひともそういうことを目指す人になってほしい。そのためにも今、やらなければならない時なのだからしっかりと勉強してほしい。
新聞等のメディアで「現代人はコミュニケーションが欠落している」と取り上げられて久しい。キミらはこの事に全くと言っていいほどピン!と来ていないと思うが、明らかにそうである。やはり、大きな理由はパソコン、スマホなどであろう。ユーチューブ、ギャオ、ゲームなどなど一人で楽しめるものが溢れている。。別に言葉を発しなくても構わないよね。自分が始めたいときに始め、やめたいときにやめれば良い。そこにコミュニケーションなんていうものはない。まあ、対戦方式のゲームならいくらかコミュニケーションは必要なのかもしれんが、それでもその人と同じ空間にいるわけではない。キミらが会社で働くときに最も必要とされるのがコミュニケーション能力だ。自分を分かってもらうには自分自身が相手に興味関心を持たなければならん。まず自分が相手に対し関心を持つ、その上で自分を分かってもらう。コミュニケーションを築くためのこの順序をぜひとも覚えていてほしい。
んだば、そろそろ今回の結果発表をしましょう。その前にまず前回のおさらいからだ。

●新みやぎ模試 10月度

 
全体 62 49 51 47 60 269
69 60 64 55 70 318
SS 54 55 55 54 54 55

そうそう、こんな感じだった。まずまずだよね。二者面談でも話したが、11月模試は私立受験校を決定するとても大切な模試だった。
11月、12月の模試は受験者数もかなり増えてくるから、志望校判定の信ぴょう性は増してくる。今回の模試で上がっていれば、自分自身に対して自信が持てるんじゃないかな。頑張って、結果が出たときに達成感、自信が出てくるもんだ。頑張っていないのに結果が出ても、周りから褒められても
本人は根拠がないからピンとこない。嬉しいケド‥いつもと変わらないし、たいして勉強してねーし、まあラッキーなんだろうな、という程度である。次はどうなるのかは分からない…。これを話すと長くなるのでやめる。
はい、んだば今回の結果じゃ。
●新みやぎ模試 11月度

 
全体 54 46 54 54 65 273
63 58 65 62 76 324
SS 56 56 54 54 55 55

県平均プラス51点ですな。まあまあだな。できれば偏差値(SS)は56ほしかったね。5教科合計であと3点でSS56だったのよねー。本当に惜しい。まあ何を言ってももう上がらんのだからやめましょう。さあ、とにかくこれで私立受験校が決まることになるんだな。もちろん公立受験校を決めるときにも今回11月模試の結果を参考にすることになる。11月~1月模試の結果と内申で公立受験校を決めることになるのだ。これからの模試も大事だ。
もうすぐ12月だ。前のおやじから一言で書いたか忘れちまったがここから寒くなる。雪が降るのももうすぐだ。1ヶ月もすれば冬期講習が始まる。そんで正月だ。
1月になれば私立推薦受験があり、試験日の翌日が発表だ。1月中旬には4月から通う高校が決まる連中が出てくるのだ。おそらく約10%の人たちが入試終了となる。今から2ヶ月後には受験が終わる者たちが出てくるのだ。同じクラスの中で2~4人は入試終了。ハイお疲れさまでしたー。という感じになる。こんな感じで、1月半ばに受験が終る者が出てくるのだ。受験なんてまだ先でしょ!なんて思っている奴もまだ何人か見受けられるが、ワシらすればもう中盤に差し掛かっている。後悔しないためにもここで一段ギアを上げていこうぜ。
今回11月模試の結果だが、前回10月と比較してSS2以上アップの者、±1以内の横ばいの者、SS2以上ダウンの者の割合を見るとほぼ例年並みであった。ただ、例年よりも多いのが今回11月模試で自己ワーストを出してしまった人数である。5人いた。これは多い。勉強をしていないで下がったのなら、ある意味理由がわかっているんだから、やらなければいけないよね。それでもやらないんだったら、どうぞ落ちるところまでおちてちょうだい。これは前のページに書いた通りだ。そうではなく、勉強しているけど下がっちまったという者たちに一言。勉強はそう簡単に上がらない。だいたい2ヶ月位の期間をしっかりと時間をかけてやり続けると結果が出てくる。今はこらえて続けることだ。もちろん、今回の模試の×のところをチェックすることも忘れないでくれ。わかっていたのに、なぜかこれを書いてしまった、とかケアレスミスがたくさんあるかもしれない。ケアレスミスを見つけるだけで、次回の模試の時に警戒心が出てくるはずだ。それだけでも得点アップは間違いない。やってくれ。
さすがにこの時期になると自己ベストのSSを出した奴は少ないねえ。先月が8人だったな。今月は6人。本当に頑張ったな。特に先月も自己ベストを出して今月もそれを更新したAAAA、BBBBはたいしたもんだ。ぜひ来月もSS1を上げてくれ。今回自己ベストのSSを出した連中はこの人たちでーす!
 

名前(中学)  8月  9月 10月 11月
AAAAA(鶴) 62 61 63 66
BBBBB(台) 56 55 57 58
CCCCC(東) 53 51 52 54
DDDDD(台) 51 52 49 53
EEEEE(八) 46 48 49 52
FFFFFF(南) 41 40 42 43

EEEEEなんて8月からずっと上がっているよね。それまでよほどサボっていたとも考えられるが、結果を見ればそれだけではないな。本人なりに勉強しているのだと思う。ぜひ次もちょびっとでいいから上げてほしい。上記の6人はアイス券プレゼントだ。なお今回、自己ベストタイの者が4人いる。なかなか頑張ったな。次回SS1アップを目指してくれ。
みんなは12月になれば私立の過去問をやらなければならない。もうすぐその時期が来る。過去問をやりながら自分の弱点を埋めなければならない。社会、理科の暗記しなければならない。語句とかは大丈夫か?数学、理科の公式は頭に入っているか?国語の漢字、英単語は練習しているか?そろそろ英語の長文もやっていかなければならないよな。やらなければならないことがたくさんあるぞ。自分なりに計画を立てて、「絶対にこの計画をやり遂げるぞ、やれば大きく前進できる」という強い意志を持ってほしい。
自分の計画を自分が達成しても誰もほめてくれないが、こういうことが「自己肯定感」を強めるもんだ。これは難しい言葉だが、自分の存在する意義を認めるということで、生きていく上でとても大切なことである。頑張れる自分を作る、認める。そういう意味でも今のキミらの受験勉強はとても意義のあることだと思う。

 

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