外は晴れ
2020.07.11
伊藤です
当たり前だが「人はラクなことにはすぐ慣れてしまう」ものなのですねー。
あの3ヶ月の休校期間が明けて40日ちょっとが経った。生徒たちを見ているとしっかり元の生活に戻っている者もいれば、そうではなく3ヶ月間ダラダラと過ごしていたことの延長でここまで来てしまった者たちもいる。ひどいものだと両親と一緒に午前1時30分頃までテレビを見ていた、ということを友達に自慢気に話しているバカもいる。親も含めて頭の中は休校期間中、親は在宅勤務だったころの1日中オールフレックスタイムなのだろう。大人も含めて楽なことにはすぐ慣れ、つらいことはなかなか慣れないのはわかる。しかし、小・中・高校生の親ならばせめて子の前だけでも生活リズムがもとに戻れるよう言葉を発してほしいものだ。まあ、ほとんどの親御さんはそうしているのだが、、、、。まれにこのような親のことを聞くと本当にガッカリしてしまう。
話は変わるが、つい先日までウチの塾では保護者の方に来ていただいて個別の教育相談をしていた。例年だとそこで中3生の保護者さんには、塾での様子を伝えるのは当然として私立受験校を11月下旬までには決めなくてはいけないことを説明している。そのため私立の説明会に行ってくださいね!本人だけでなくお母さんんも行った方が良いですよ。と言う。しかし、今年はコロナ問題もありウェブでの説明会がほとんどで実際にその学校に行っての説明会はほぼない。まあ個別相談会などはあるのだろうが、それはちょっとハードルが高くなってしまう。「ウェブの説明会ってどうなんでしょうかねー、先生。」と聞かれ「聞かないよりは聞いた方が良いに決まってますので、聞いてください。学校に行かなくても良いのだから、家でもどこでも聞けるわけでなので、ちょっとでも気になるところはバンバン申し込んでくださいね。」とは言ってはいるがちょっと怖い部分もある。結局、動画を作ってそれを流して、質問がある方はこちらにメールください、後日こちらから連絡いたします。というものだろう。もしかしたら違うかもしれないが大差はないはずだ。そうなってくるといかに予算をかけているかで差が出てしまう。キレイな風景をとって桜の写真を入れちゃったりして、そんで学校のイメージを連想させる音楽を強弱をつけて絶妙に盛り込む。先生と生徒が廊下で笑顔で話している、窓の外の天気は晴れ。部活をしている場面では顧問の先生が激をとばす。愛情がある言葉で、、だ。天気はカミナリがピカピカしている日ではない、もちろん晴れ。宗教の学校ではきっと礼拝をしているシーンがあるだろう。ステンドグラスのアップから入り讃美歌が流れている。(なんか止まらなくなってきたぞ) 授業のシーンでは先生が前に立って話すだけでなく、ゆっくりと教室を回り生徒が計算しているノートを見ちゃったりしている。時々そのノートを指さし、ここ違うぞ的な雰囲気を出す、生徒はあっそうか的な表情。窓の外の天気は晴天。特進クラスの授業では生徒のアップから入る斜め下30度の角度からのどアップ。真剣なまなざしである。周りの連中も同様だ。もちろんそのアップになっている生徒は決して太っていない。男子ならば髪は短髪で清潔そのもの、決してオタク系のロン毛でメガネ、バンダナ、猫背ではまったくない。女子ならばやや細身で眼光が鋭い感じ、それでも笑顔がチャーミング。てな感じだ。スカート短めで、ブラウスのボタンを2つ開けていて、長めの前髪jをしっかり両サイドに分けている約40年前の金八先生の三原じゅん子のようなものは確実に映像には出てこない。もうやめよう。妄想が止まらない。まあ、要するに学校側で見せたいものだけ見せて、見せたくないものは見せなくてすむ。晴れの日を狙って見た目、表情が良い先生、生徒たちを役者として仕上げ、それをプロがカメラを回せば素晴らしい動画ができる。14、5歳の純朴ないなかの少年少女たちは、「○○高校ってなんか良さそうだなやー、みんなかわいいなやー、私立は〇〇にするべかー。んだな決めだ。」となってしまうことも十分考えられる。やはり、一回は足を運んで雰囲気をつかんでほしいね。ワシが高校に行ったときに注目しているのがその高校の先生と生徒とがどんな雰囲気で話しているのか、である。また、部活などを見せてもらうと顧問と生徒との関係もわかる。まあその学校のほんの一部分なので当然それがすべてとは思っていない。
中3生のみんなには映像からの情報がすべてとは思わずに、自分なりの視点から見てほしい。
途中、やや妄想が激しく読みづらくなってしまい、申し訳ありませんでした。
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