進研学習会ブログ

おやじから一言2020 VOL.1

2020.08.03

さて、みなさんのほとんどはこの「おやじから一言」の存在を知らなかったと思う。この「おやじ~」は塾長伊藤が新みやぎ模試の結果について本音で語る場で、もうかれこれ15年以上は続いている。これは模試の結果が出るごとに発行される。つまり一ヶ月に一回だ。文章は伊藤がお酒を飲みながら夕日を目を細めて打つことが多いのでキーを打つことが多いので、常体、敬体が混在するが、まあ気にしないでくれ。この「おやじ~」はあくまで君らに対するメッセージであって、君らの母ちゃん、父ちゃんに対するものではない。だから、見せる必要もない。でも見せたいのであればそれはどうぞ。まあ、酒を飲みながら書くことが多いので、その時の酒量によっては過激な表現になるかもしれないが、それはそれでワシの本音であると受けとってもらって構わない。
さあ、今回7月の模試の結果だが、すばらしく悪かったですな。
君らはあの模試を受けてどう感じただろうか。「学校の中間テスト前だったから全然勉強できなかった。だからできなくても仕方ないよ。」「ずーっと休みだったから、あまり勉強できなった。」などというのであれば本当にバカ野郎だ。自分のことしか考えていない奴だな。7月12日はほとんどの中学が中間テスト前、八乙女中のように9日に終わった学校もあるが、それはとても少ないはずだ。しかも9日に中間が終わったとして12日の新みやぎ模試のテスト勉強をできただろうか。また、コロナで休校期間が3ヶ月もあったわけだが、その期間を勉強したのかそうでないのかが今回の模試に反映されたのだと思うね。人間、休み時間が長ければ長いほど「差」がつくのは当たり前だ。
今回、ほとんどの人が納得のいく得点ではなかったはずだ。んだば、どうすれば良いのか。まあ結論は出てるよね。お勉強をたくさんする。これだよね。次の模試は8月11日(火)だ。試験範囲は500点中そうだな中3範囲はせいぜい40~50点分、というところだろうか。やはり中1・2年範囲を早急に復習しなければならない。もちろん8月12日の模試までには間に合わないだろう。しかし、今回のヘッポコな得点を考えるとまずは8月12日を目標にがんばるしかないな。そんで、その後も1、2年の復習は継続してやらなければならない。いや、別にやりたくない。お勉強はちょっとパス、という人はそれでもしかたがない。成績が良い人からすればそのようにサボる人は大歓迎だろう。やらない奴がいればいるほど楽に偏差値が上がる。つまり合格率が上がるのだ。そいつらを喜ばせたいのであればサボるのも有りだな。いやいや、何とか成績を上げたいわ!というのならばそれなりにがんばらないといかんな。何点上げたいのか?というよりは偏差値でいくつ上げたいのかが大事だ。各志望校の合格判定はすべて偏差値で決まる。廊下に貼ってあるポスターみたいな奴に高校のランキングが載ってあるのはご存じだろうか。まだ見たことない、という人はぜひ見てくれ。ただ、注意しなければならないのが、あれはあくまで現高1の追跡調査によるもので、君たちに当てはまるかというとそれはわからない。しかし、よほど定員割れとかがない限り前年とプラスマイナス2以内なので、ほとんどはあてはまると思って良い。というか、宮城県で圧倒的に受験者数が多い「新みやぎ模試」のデータを信じるしかないのだ。だから、なんとか偏差値を上げてほしいのだ。君らの偏差値が上がれば、ワシらも嬉しい、母ちゃんも大喜び!
「良かったわねケイちゃん、今回の模試で上がって。ほら、お母さんのお肉も食べて。いっぱい食べてね。お寿司もあるわよ。すき焼きは食べる?あとでケイちゃんの好きなプリンアラモードもあるわよ。」という感じだ。これが7月が悪くてさらに8月も悪かったら、「お母さん、ごはんまだー、腹へったよ」「あんな点数で腹が減るのかよ、笑っちまうよ。ユウなんて外で光合成してデンプンでも作っていなさい!」「夜だから作れねーよ。」「だったら庭のコケでも食ってろ、このバカたれがーー」という感じだ。全く扱いが違う。さあ、親子円満のためにもたくさん勉強して何とか偏差値を上げるべ。さてさて、偏差値とはどのようなものなのか?時々耳にする言葉なのだが、、、?説明しよう。
偏差値はSSと書いて表記することがあるので覚えておいてくれ。んだば、ゆっくり読んでね。前回の数学のテストで平均が65点の時に78点を取った。今回は平均が60点で72点を取った。これって前回と比べて上がったの?下がったの?それとも横ばい? わからないでしょ。前回よりも6点下がったとはいえ、平均点が5点下がっているし…。答えは「これだけではわからない!」です。なんかインチキくせーなー、と思うかもしれんが、本当にそうなのだから、しかたがない。平均点から自分の得点の間に受験者全体のどれくらいの人がいるかが大事なのよ。そこで偏差値というものが活躍する。単純に偏差値の数字が上がっていれば上昇。下がっていれば下降なのである。前回5教科の偏差値が45だったのが今回は48。これは「上がった」ことになる。もし今回が44ならば「下がった」ことになる。点数を見るよりは偏差値を見た方が上がったか、下がったかが一発でわかるのだ。これは便利!非常にわかりやすいね。また、偏差値は平均点を取った人がいつも50で表される。平均54点の時に54点を取ったら偏差値は50!平均点が68点の時に68点をとったらもちろん偏差値50!これも覚えておこうね。
ここから先は毎年、VOL1で書いていることなのだが、「成績が上がる」とはどういうことなのかを話そう。「成績が上がる」とは偏差値が上がる、ことである。一般的に「得点が上がる=偏差値が上がる」と思われがちだが、そうではない。まあ、学力(得点)が上がらないことには偏差値が上がらないのは事実だが、学力(得点)が上がっても偏差値が下がることはあるのだ。
図1 略
 
この図を見てくれ。時間が経てば学力はつく。当たり前だ、勉強してアホになる奴はいない。縦軸に学力、横軸に時間をとったグラフで考えたときに、宮城県で真ん中の生徒が常に偏差値(SS)50なのだ。SS50の生徒の傾きとA君の傾きは同じ(差が一定)なので、SS55ではじまったAくんはずーっと55のままなのだ。B君は緩やかに学力は上がってはいるもののSS50の生徒と差が少しずつではあるが広がっている。これは下がっていることを意味している。ウチの夏期講習はおそらく他の塾と比べてたらキツい方だと思う。予習があって復習用の宿題もあるからね。じゃあウチの夏期講習受講生全員の偏差値が上がるかと言うと、そうではない。さっきのグラフを考えたら、そんなわけないことが分かるだろ。
次の図のC君のように宮城県でど真ん中の生徒よりも傾きを大きくしないと偏差値は上がらないのだ。
 
図2 略
このグラフのC君のようにグイッと上げていかないと「成績が上がった」ことにはならないのだ。 普通の人たちと同じようにやったって偏差値は1も上がらないんだからな。成績を上げるというのは本当に大変なことなんですっ!ただ、勉強していれば上がるとは思うなよ。ここ数年のウチのデータだが、7月と9月との偏差値を比較すると、夏期講習受講生の約6割がSS3以上のアップ、2割が±2以内の横ばい、2割が3以上のダウンだ。これが現実だ。
しかし、例年7月と9月のSSで10もアップする奴が1、2人いる。300点だった奴が390点位になる、ということだ。これを目指そう。少なくともSSで5くらいは上げたいよね。さっきのグラフのように他の人より頑張らないとSS1も上がらないよ。やるしかないの!
さて今回の進研学習会最近10年で最悪の結果を見てみよう。

●新みやぎ模試 7月度

 
全体 55 38 44 60 50 247
53 39 45 61 55 252
SS 50 50 50 50 52 50
 
いや、ひどいね。まあ夏期講習では遠慮せずにガツガツやらせていただきます。君たちも当然、その覚悟はあるよね。
あと、ワシらから言われてやるのと自分から積極的にやるのでは頭の中に残る量が全く違う。自らすすんで課題点を見つけて、計画的に勉強してくれ。特に個別ゼミの人たちは集団と比べて学習する量が少ないから、より自分で勉強を進めていかなければならんぞ。さあ、夏期講習が始まった。
「脱・へっぽこ」を合言葉に頑張るべ。
7月新みやぎ模試400点以
 E N (鶴) 403点 SS69
 
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