進研学習会ブログ

おやじから一言2020 VOL2

2020.08.31

この「おやじから一言」は塾長の伊藤が中3生会員に渡している読み物で、模試の結果が出るたびに発行されます。本来、すべて実名で書いていますがこのブログ上ではAとかBで生徒名を表しています。
 
イヤー暑い、熱い。この気温くらい君らの成績も熱ければ良いのだが…。悲しいことにずっと梅雨状態。冒頭からこんなことを書くのはたぶん初めてのことだと思う。数日前、8月11日におこなった新みやぎ模試の結果が送られてきた。鈴木先生から宅配便を受け取り「どれどれ、どないな結果だべな?まあ、自己採点があんな感じだったから、あまり期待はできねーけど、、、、」「オウ!ボウイ!ほわっちゅはぷん??」
となっちゃうくらい悪かったですな。まず間違いなく8月模試の結果としては平成14年の開塾以来、最悪の結果だろう。県平均と塾平均がほとんど変わりなし。成績上位者が薄く、200点以下が豊富にいる。授業をしていても全体的にやる気のレベルが低い。自らやらねば!という気持ちを持っている奴が本当に少ない。あまり文句ばかりは書きたくないが、ワシの正直な気持ちを書くのがこの「おやじから一言」なので遠慮なしに書く。部活だから塾休みます、クラブチームがあるので休みます、と平然と言ってくる親がいるが、自分の子がどれだけ家で勉強しているのか見てから言っているのかね?入試はずっと先と思っているのかもしれないが、カレンダーを見てほしいね。自分の周りでクラブをやりながら三高に進んだ奴を想像しながら、ウチの子も…と思っているのだろう。こう言ってはなんだが、あまり学生時代に真剣に勉強しなかった親ほど近くにいるレアなデキスギ君タイプの子を見て、ウチの子もやればきっとできるハズ。などと思ってしまうのだ。もっと客観的に自分の子を見てほしい。子どもに勉強してほしいのか、部活・クラブを頑張ってほしいのか、親がどこまで考えて言ってるのかわからんが自分の子の模試の判定票を見ながら考えてほしいものだ。そうそう先日の教育相談である保護者から「○○はやればできると思うんです。今は…。」というようなセリフを聞いた。やればできる?ハー?と思ってしまう。そもそも「やればできる!」という言葉はどういう意味なのだろう。ワシなんかは「やればできる!」は小学生低学年の子にあてはめて使うのならばアリだと思うが、これを中学生に使えるかというとちょっと疑問である。やればできる、とは「やっていない人」を対象に使う言葉である。君らが親から「やればできるんだから、頑張んなさい」と言われているのならば「あんたは勉強していないよね。やれよ。」というのが親の本音である。「きっかけがあればきっと…」とその保護者は続けたが、ワシはそこから数分かけて否定した。きっかけなんて今までいくらでもあったハズ。それでもやらないんだから…。もっと根本的に自力で突き進んでいかなければならないのに、なんか違うんだよね、とやめよう。この話をしたらきりがない。
君らは模試を受験する時に志望校を書いているよね。第一志望の高校にどれだけこだわりがあって、どういう魅力があって書いているのだろう。廊下に貼ってある偏差値ランキングの表をみて、何となく書いているのであれば、全くダメだ。何となくでも行きたいと思う高校をいくつかピックアップして、その高校のことを調べよう。もし先輩でその高校に通っている人がいるのならばぜひその高校の行事のことや授業のことを聞いてほしい。そういう先輩がいないのであればワシに言ってくれればその高校に通っている人に塾に来てもらうことも可能だ。とにかく何を言いたいのかというと、本気で行きたい、と思える高校を探せよ、そんでその高校に受かるための勉強をしろよ、ということだ。すでにそういう志望校を持ち、その高校の合格に向けて走り始めている者たちがいる。もう夏休みは終わった。時間がない。まだ走り始めていない人はすぐに行動してほしい。
あまりにも君らの成績が悪すぎて、文句が長くなっている。本来この「おやじから」はもう少しおもしろいものなのだがワシの腹がおさまらん。
勉強を習慣化することが受験生にとっての第一歩なのだが、それがとても難しい。勉強はめんどうだ、やっていても面白くない、テストのたびに親からなんだかんだ言われる。こんな感じのことを思っている奴に勉強を習慣化させるのはかなり厳しいし難しい。しかし、中3生としてやらなければいけないことはわかっているハズだ。もう少し大人になってこの中3生としての勉強を考えてもらいたい。
まず時期だ。①いつまで頑張らなければならないのか。
まあ普通に考えてれば公立を受験するとして3月の初旬までだな。6ヶ月だ。君らが6月2日に休校期間が解けてから3ヶ月が経っていることを考えるとそんなに長くはないと思う。 ②どの程度の時間をやらなければならないのか。
これは集中の度合いの個人差があるので、なんとも言えない。長方形の面積に例えていうと縦が時間、横が集中の度合いとした時の面積が大事だと考えている。時間が長くても集中していないのであれば面積は小さい。また短い時間を集中してやりました、と言っても同様だ。人間だからその日のコンディションで集中の度合いに差が出るのは当たりまえだ。むむー、こうしたらどうだろう。自分の集中の度合いを数値化する。あまり集中していなかったら「1」、すごく集中していたら「5」というようにしてその日の勉強時間にその数値をかけてカレンダーに書く。今日は3時間30分、集中度3。だから3.5×3=10.5 なんて感じ。この目に見える形で記録していくというのが大切だ。
③何をすれば良いのか。
模試、定期テストが実施されたらその復習。これ大事。偏差値が55以下の者たちはほぼやらない。一度やった問題をやりたがらないのが成績が上がらない連中の共通していること。すべて復習しようと思うから大変になってしまう。もっとラクに考えよう。取れなかった得点の半分を復習するだけでも十分だ。つまり模試で60点ならばとれなかった得点40点の半分、つまり20点分だけの見直しで良い、ということだ。50点の者は25点分の見直しだ。
また、今の時期はどの教科も進み方が早いので塾の予習やら宿題、学校の宿題などで平日はそれなりに忙しいと思う。しかし、中1・2年内容の復習もしなくてはならない。「へいらっしゃい」や「夏期講習テキスト」の見直し、昨年学校で使用したワークブックの復習。中1・2年の学習を今週は理科はココまで、数学はココからココまで、というように計画を立ててやっていこう。やることはなんぼでもあるぞ。次の模試は9月13日。前回・今回のようなひどい結果はもう見たくない。期末試験が近いということを理由にせずに両方の勉強をしてくれ。そういえば、これを書いていてふと思いだしたのだが、勉強法についての話だ。昨年の中3生で八乙女中のRという者がやっていた方法でなかなか面白い勉強方法なので紹介しよう。自分一人で机に向かってやることはなかなか飽きてしまって集中力が続かない。そんなRくんは自分の勉強している姿をスマホで毎日録画したのだ。録画された画面には時計が写っている。誰かに見られている感覚があるので真面目に長い時間できるらしいのだ。もし、君らの中で「おもしろそう、やってみよう」と思えるものはぜひ実行してくれ。
んだば今回の模試の結果を発表だ。その前に前回7月の結果だ。
●新みやぎ模試 7月度
 
全体 55 38 44 60 50 247
53 39 45 61 55 252
SS 50 50 50 50 52 50
そんで8月はこんな感じ。

●新みやぎ模試 8月度

 
全体 55 40 44 41 50 235
53 42 39 51 51 236
SS 50 50 50 51 50 50
 
※400点以上の者がいませんでした。
このひどい結果を受けて、これからどのように家庭学習をしていくのか。ヒントはこの用紙にいろいろと書いた。
勉強は結果が出るまで時間がかかるものだ。今、頑張っても結果が出るのは1~2ヶ月後だ。今から必死にやっても9月の模試で結果が出ない連中がかなりいるでだろう。しかし、勉強を続けよう。続ければ成績は上がる。やり続ければ上がる。勉強が習慣化されれば持続時間が長くなる。集中力も増すハズ。そんで我々に質問すればもっと上がる。学校の授業を大事にすればさらに上がる。苦手教科を毎日30分、休日に90分もやれば、2ヶ月後にはがっちり上がる。信じろ。
 

 

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