進研学習会ブログ

おやじから一言2020 VOL.6

2020.12.25

この「おやじから一言」は塾長の伊藤が中3生会員に渡している読み物で、模試の結果が出るたびに発行されます。本来、すべて実名で書いていますがこのブログ上ではAとかBで生徒名を表しています。

 さて、冬期講習が始まりました。本当はガツガツと君らを苦しめたいのだが、今年はなかなかそうはさせてくれないようだ。とにかく、冬休み期間が短かすぎるのだ。例年通りの集団ゼミの授業数を確保しようと思うと19日から始めるしかなかった。個別ゼミ生の授業時間数も例年の半分程度しか取れない。もっとゆとりをもって私立過去問演習をさせたいのだが今年はそうもいかない。先日、君らに私立の過去問演習スタートの号砲を鳴らしたのだが、順調に進んでいるだろうか。大事なのは丁寧にやること、時間を計ってしっかりと集中すること、採点を丁寧にすること。そうそう、自分の健康管理をしっかりやってくれよ。それも「受験生」として当然の行い・心構えだと思う。
 私立一般入試まであと40日ちょっとなったな。なんか、カウントダウンみという感じですな。私立入試では本番で6割を取ればまず受かります。特進ならば7割かな。私立の問題はたいてい教科主任が中心となり作成するのである程度パターンが決まってくる。例えばワシが数学の入試問題を作るとなると、図形の円に関する問題をラストの持ってきて(1)から(5)にかけて徐々にキツくしていく。文章問題はまあ、教科書レベルだな。因数分解は、ややムズのレベル。関数は1次関数と2次関数の混ざった問題。 と、こんな風になっちゃう。ぜひ、作る側の癖を見抜いて欲しい。また、キツイ問題が第何問にくるのかも意識してみよう。常盤木の数学は最もキツイ問題が2枚目の左から2、3番目の列、下段に来ることが多い。また、高校によっては国語の文学史、理科の環境問題を毎年出題するところもある。
ツツジのように古文を20数点の割合でガッチリ出してくるところもあれば、全く出さない高校もある。ただ、過去問をこなしていくのではなく、その高校のクセ、つまり傾向を探りながら進めていこう。
 12月13日仙台で初雪を観測した。例年より19日も遅い。本当に遅いと思っていましたよ。例年だと11月中旬に初雪が降り、おっとタイヤ交換の時期ね!解氷剤も用意ね。という感じだ。ころが今年は違った。「なんか今年は雪が遅いね。このまま暖かいまま1月になるんじゃないのかい」などと思っていたのが、一気に「冬」が来た感じだ。13日(日)から今日(18日(金))まで寒い日が続いているぜ。クルマの温度計がマイナス3℃の表示。ひょえーっ!もう完全に冬だぞ。昨日、つまり17日(木)なんかは大雪ですぞ。観音様近くの我が自宅では30センチ近く積もったと思う。雪かきが大変でした。顔や足が冷たい。「冬」を肌で感じました。ニュースで関越道で100台近くが大雪のため高速道路上で立ち往生、というのを見て、目でも「冬」を感じました。
 冬期講習は忙しくなるぞ。私立過去問演習も同時にこなしていかなくてはならない。もちろん冬期講習の予習、宿題もこなしていかなくてはならない。とにかくやることが満載なのだ。次の模試は1月10日だ。今回以上の結果が出ることを期待していますよ。ガンガンやろうぜ。世の中こんな状況だから大晦日、元旦はおとなしく家にいることになるだろう。もちろん2日の初売りなんぞに行けるはずもない。つまり、正月は勉強し放題!ということになるのであーる!イエイ!思う存分勉強するがよい。ワシらもプッシュするぜ!授業を真剣に受けよう。分からないところは質問する。そのままにしない。宿題は翌日提出。遅刻はしない。メシはきちんと食べる。手洗い、消毒、マスクをする。こんな当たり前のことをやっていればまだ上がる。あと偏差値2は上がる。たった10日間の冬期講習、丁寧に毎日の学習を進めよう。勉強以外のことは考えるな。「ガキの使いやあらへんで」は録画して3月の入試後に見ましょう。年賀状は書かなくて良い。もし、友だちから年賀状が届いて、受け取ってしまったら書かなくてはならなくなるので、その時間がもったいない。その時は仕方がないから勇気を出してその年賀状に「受け取り拒否」と赤のペンでオモテ面に書いて投函だ。相手に戻るので、一件落着。友だちがちょびっと減ってしまうが合格の為なら仕方がない。
 今年の中3生はなぜか国語が弱い。昨年の全国模試を同じだ。カズト先生がかなり考えて授業を組み立てているようだが、なかなか結果が出ないようだ。おそらく君らの代の国語力は過去最低に近いくらい悪い。これが他教科にも影響が出ていることは間違いないだろう。国語が苦手な人たちの共通点は想像することが苦手。これは国語の話だけではなく、これから生活する上でちょっと意識してほしいのだが、今までのさまざまな経験で「やったー」「えーガッカリ」というような感情を持った時、もう一歩踏み込んで、それがなぜそうだったのか、という理由を言葉として整理する癖をつけておきたい。できれば文章にするとさらに良い。昔、全国の小学校の(一部の)先生で「1行日記」が流行った時期がある。1日の中で最も大きかった出来事を1、2文にして毎日書くのだ。すごく良かったと思うのだがなぜかすたれてしまった。君らはもう中3生だ。友だちや家族などのような親しい人との会話だと何となく雰囲気で「キモいよね」「ヤバイよね」「信じられない」などの言葉の連発で少ない語いで話している者が多いと思う。実際、それで通じるから本人は問題なしと思ってしまうのは仕方がない。だが、それではちょっとマズイことになる、というか損をする場面が出てくると思うね。語いが少ないものはまず作文、小論文を書くのがヘタである。いま、大学の推薦入試、パワーポイントを使っての説明など文章を書く必要性が求められる場面が多いのだ。「えー信じられなーい」と口にしたら、何がどのように自分にとって理解できないことなのかをちらっとでも考える癖をつけてくれ。それだけで文章力は上がるはずだ。
さて、そろそろ12月度の模試の発表といきましょう。全員が一般会場で受検してもらいました。本番に近い雰囲気でテストを受けたことは良い経験になったはずだ。んだば、まずは11月模試の振り返りだ。
11月度
  合計
全体 56 54 53 53 56 272
55 62 56 56 59 288
SS 49 53 51 51 51 51
 
んだんだ、こんな感じだった。イマイチだった。そんでこれが今回。
12月度
  合計
全体 55 48 47 53 54 257
53 54 47 55 56 266
SS 49 52 50 50 50 50
 
いやー、一般会場とはいえこりゃ悪すぎるね。こうなったら容赦せずにビシビシやらさせていただきますよ。まあ、そんな中でもしっかりと自己ベストをたたき出した者が5名いた。
AAAA(附) なんとSS66!
BBBB(台)やったぜSS64!
CCCC(八)とうとうSS60!
DDDD(附)まだ上げるぜSS42!
EEEE(八)もっと行くぜSS42!
今回偏差値で2以上ダウンしたものが9名もいる。そのほとんどが前回の模試と比較しても下がったのが3、4教科ある。3,4教科も下がったのではどうにもならん。この時期になるとあまり勉強しなくても安定して得点を取れる教科がある奴とそうでない奴とで差が出ちゃうのよね。まあ、今さら言ってもどうにもならん。落ちた連中は「落ちた」ことをしっかり自覚して、模試の判定票にある「領域別の達成状況」を確認しよう。そんで正答率が高いのに自分がミスっている問題を確認しよう。必ずやってくれよ。
 さあ、冬期講習です。我々に言われたことだけをやっていたのでは成績はちょっとしか上がらんぞ。自分の課題つまり弱点をしっかりと見つめ作戦を練る。「理科・社会は私立受験教科に無いから、その分塾でしっかりやろう。」「家でもワークを1日1ページはやろう。」「数学の三平方、相似が苦手だ。伊藤先生に言ってプリントをもらおう。」「英語はとにかく長文がダメだ。三浦先生に言って何かヒントをもらおう。」みんなそれぞれ課題は違うはず。それをいくらかでもこの冬期講習でクリアしたいね。
「けっこうわかってきたぞ!」冬期講習後にそう思えるような講習会にしようぜ
 
お電話でのお問い合わせ 022-274-4511 【受付時間】月~土 13:00~22:00
  • よくあるご質問
  • お問い合わせ
進研学習会