進研学習会ブログ

定期試験の問題を見たのですが、、、

2023.09.19

いつもブログを読んでいただきありがとうございます!
進研学習会の佐藤です。
 
 
大半の中学校で前期期末試験が終了しましたね。
中学生のみなさん、大変お疲れ様でした。
 
結果はいかがでしょうか。
みなさんからの報告を楽しみに待っております。
 
毎回のテストで、学校から「学習計画」を立てるように言われている生徒も多いのではないでしょうか。
 
自分で勉強の計画を立て(Plan)、
その計画を実行し(Do)、
その実行を自己評価し(Check)、
その評価を踏まえて改善していく(Act)
いわゆるPDCAサイクルですが、この習慣は社会に出てからも非常に役立つものです。
 
次回のテストでは、学習計画をより緻密に立ててほしいと思います。
計画を立てることに不安がある場合にはいつでも相談に乗りますので、ぜひ声をかけてください!
 
 
さて、とある中学校の今回の前期期末考査問題を拝見したのですが、、、
問題数がかなり多いなあというのが第一感です。
また、問題文も少し長いなあと感じます。
 
大学入学共通テストについても同様ですが、限られた短い時間の中でたくさんある情報をいかに速く正確に処理するかという能力が、近年の教育では問われ始めています。
しかし、このような出題形式で本当に基礎学力や思考力、判断力を問うことができるのでしょうか。
 
たしかに情報化社会の現代では、無数とも思える情報から自分が必要なものだけすばやく抽出する能力は必要不可欠です。
しかしながら、各教科の学力を問う定期試験や共通テストにおいて、情報処理能力にこれほど比重を置いてよいのでしょうか。
 
共通テストの数学を例に挙げますと、「バスケットボールのシュートの軌道と二次関数」や「ソメイヨシノの開花時期と定積分」など、
より日常的な場面設定を意識して、実生活にも数学は利用できるのだということを伝えているのだと思われるのですが。
自分で解答してみると、問題文を読むのにだいぶ時間がかかってしまい、かえって問題の本質(=問われる数学の基礎学力)がわからなくなってしまいそうでした。
「これは数学の問題なのか」と疑問に思わざるをえません。
 
様々な意見があることは重々承知しておりますが、少なくとも義務教育の間はもう少し時間に余裕のある問題数にして、
思考力を問う問題にじっくり時間をかけて取り組めるようなテストが望ましいと思います。
 
(とはいえ、生徒に点数をとってもらうのが我々の使命でありますから、とっても複雑な心境です、、、)
 
こういった教育の問題に限らず、直面するあらゆる問題を色々な角度から考えられる力を、
生徒のみなさんには養っていただきたいと願っています。
 
 
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