進研学習会ブログ

おやじから一言 11月号

2024.11.23

 なんか随分と朝の気温が低くなってしまい、君らの登校途中に見る景色や人の恰好も変わってきたんじゃないかね。ずいぶんと道路に落ち葉が落ちているなー、制服の上に何かしら上着をはおる人が増えたなーとか、ネックウーマーをする人も増えたなーとか、ね。おそらく今月中、遅くとも来月初旬には雪が降るだろう。ワシは毎年、初雪を見ると「いよいよ受験ですな」と思い、3月中旬の湿ったビチャビチャな雪が降ってくるのを見ると「今年の入試も終わったなー」と思ってしまう。つまり、雪はワシにとって受験の開始と終わりのサインになっているんだな。君らにとって今年の冬は今までと違った冬になるだろう。昨年までのなんとなく過ごした冬とは違ってくるはずだ。焦り、不安感が常に頭にまとわりつくなんかモヤモヤする感じ。いつもクラスで一緒にバカをやっていた友だちが受験について考え、悩んでいたりするのを見るとなんか取り残された気持ちになってしまう。勉強しているのになかなか成績が上がらず、受験校を下げなければならないかもしれない、、、。まあ一言でいえばすべてストレスだな。しかし、このストレスこそが君らを成長させてくることも知っておいてほしい。ストレスなしで成長することはできないのだ。しかも君らのストレスの根源である「受験」は期限が決まっているよね。私立推薦1月15日、私立一般1月30日、2月3日、高専2月9日、公立3月4日である。君らがターゲットとしている日はこれのどれかだろう。それまでの期限が決まっているストレスなのだ。そうであればその「焦り・不安」というストレスを受け入れ、自分を成長させるものというようにポジティブに考えてはどうだろうか。生物の進化というのはその時代の環境に対応するべく身体が変化していくことを示す。まあここまで大げさな話にすることはないが、成長するには必ず「焦り・不安・悩み」が出現するものなのである。楽器でも運動でも全く同じだよね。この日までにこれができるようにしておかなければならない、なんでいつもここで失敗しちゃうんだろう、、、、。君らは来年4月になればそれぞれの進学高校に入学するだろう。高校の3年間は中学の3年間よりかなり濃い3年間になる。しかし実際には高校3年間をスマホでアハハ、エヘヘとそれだけで過ごす者、勉強にも部活にも何にも熱中できずになんとなく大学に進む者とかもいる。高校3年間をどう過ごすかでその後に大きく影響することは間違いない。この中学3年でも差が生まれたよね。この中学での2年半を振り返ってみてくれ。小学生の時は同じような成績だと思っていたヤツがいつの間にか自分よりはるか上にいる。中1の時に同じ部に入り、自分はそれなりにガンバったし、練習もまじめにやったから中3ではキャプテンになり、みんなを引っ張れるようになった、とかこの2年半でもかなり差ができたことは認めるよね。それが高校での3年はもっと差が生まれるようになる。高校生から頑張るぞ!というように考える者は多くいると思うが本気でそう思うなら、ストレスがかかっている成長するチャンスがある「今」から頑張っていこう。入試までの期間が短くなってきた。君らが大きく成長できる期間も短くなってきた、ということだ。高校デビューするには今が大事、ストレスから逃げようと思わず、期間限定の成長チャンスだと思ってくれ。さて、そろそろ今回11月度模試の発表といこう。その前に10月度の模試結果の振り返りだな。

●新みやぎ模試 10月度

 
全体 57 53 53 55 54 272
59 60 61 63 57 299
SS 51 53 53 54 51 53
 
そんで今回は

●新みやぎ模試 11月度

 
全体 64 48 44 65 53 274
63 53 53 67 59 295
SS 49 53 54 51 52 52
 
いやいや下がっちゃったな。一人ひとりのデータを見ても、10月よりじわっと下がっている者が多い。今の時期になると本気で勉強する者が多くなるので今までのような勉強の質、量では足りんぞ。あまりクドクドは言わない。それぞれきちんと今回の結果を受け止めてくれ。
さてそんな11月模試で自己ベストの偏差値を出した連中はコイツらだ。
名前(学校) 7月 8月 9月 10月 11月
AAA(鶴) 59 57 56 55 61
BBB(南) 54 55 51 60 61
CCC(台) 38 36 35 35 39
以上3名。もちろんアイスプレゼントだ。またさらに今回は伊藤が家で食べているお気に入りのせんべいも加えよう。
ほとんどの人が私立受験校が決まりましたな。今月3日にアエルで行われた「進学情報Can」にはウチの塾生の多くが来場してくれた。そうそう台原中のMMMMくんがじゃんけん大会で約60名中の2名にまで勝ち残り、1等のブルートゥースイヤホンをゲットしました。パチパチ!ウチの塾はじゃんけんが強い者が歴代多く過去10年で4回もこの1等を手にしている。いやーすげーよ。話を戻そう。Canの話だったな。私立受験校で迷いがあった人たちもあの会場でいろいろな高校の話を聞くことができて、それで受験校が決まった人も多いのではないだろうか。それでもまだ受験校で迷いがある人もいるだろう。当たり前だがホームページには良いところしか載っていない。それだけを見て決めるのはダメですな。やはり1回はその学校に足を運んで、雰囲気を体感するのが良いだろう。まだ私立受験校がはっきりと決まっていない人はまずはワシに相談してくれ。親身な適切なアドバイスを約束しよう。さて、次は12月、その次が模試ラストである1月。時間はないぞ。
10年以上前に何かで読んだもので勉強・スポーツにすごく当てはまる話がある。7,8年前からほぼ毎年この「おやじ~」に載せているのだがそれを読んでもらいたい。(少しアレンジしました)
題「1,000枚のコピー用紙」
ここに1,000枚のコピー用紙があるとしよう。目をつぶってくれ。開けていいよ。さあ、このコピー用紙は減ったか、増えたか、どっちだ?
わかるはずがない。3枚抜いただけだ。んじゃ、もう一回ね。やはりわかるわけがない、また3枚取っただけだ。君たちが宿題を忘れたとしよう。その時3枚のコピー用を捨てた。また、授業中にボーとしていたとしよう(また、3枚捨てた)。今度は宿題に時間をかけてばっちりやったとしよう。3枚増えた! 1日3枚のコピー用紙を捨てていったとしても1週間でたった21枚。1,000枚のコピー用紙から考えればほとんど変わらない。君たちの勉強力・学習力とはこのようなものなのではないだろうか。理科の暗記を集中してできたぜ。2枚増えた。英語の宿題を持ってこなかった。3枚減った。今日は1時間しか勉強していない。しかも集中力0(ゼロ)。5枚減った。1,000枚のコピー用紙から考えればどれもたいしたことがないように思える。しかし、毎日3枚ずつ、2ヶ月間減ったとしよう。マイナス180枚だ。じゃ、4カ月なら…、360枚のマイナス。こうなれば、初めの1,000枚と比べればおよそ3分の1だ。かなり目立って減ったとわかる。この1,000枚のコピー用紙すなわち勉強力・学習力はじわじわと増えたり減ったりしているのだ。もちろん、勉強力・学習力とは「量×集中」であらわされるものだ。量をやっても集中していないのならば、コピー用紙はたいして増えない。また、いくら集中してやってるぜ!と言っても1時間程度じゃ同様の話しだ。今の時期は受験生の約8割は必死に学習している時期だ。ちょっとやそっとでは他の者たちより多くのコピー用紙を稼ぐことはできない。計画的に、自分の健康に気を使いながら、自分の限界ギリギリのところまで頑張ってほしいね。「ストレスを逃しつつ、やるときに集中して目の前の問題に取りかかる。」これが理想の受験生像だ。理想かもしれないが、考えなくてはいけないことだと思う。高校受験が最後の受験ではないよね?大学受験、就職試験、資格試験… これからいくらでも君たちにとってイヤな試験は続いていく。だけど高校受験は自分を試す意味でも、自分を高める意味でも、ものすごーく価値のあることなのよ。一生のウチで何回もないのよ。今、この中3の11月という時期に本気で頑張れないヤツはおそらくこの先も頑張れないような気がする。人は壁があるから、乗り越えようと努力する。知恵を絞る、考える。壁がなかったら、努力をしなくなる。考える頭を持っていても使わなくなる。つまりアホになる。
コピー用紙を増やしていこう。毎日少しずつしか増えないけれど増やしていこう。入試まで時間がある。けっこうたまるハズだ。
次は12月8日(日)の会場模試、今回のテストの見直しをしよう。
 
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