進研学習会ブログ

おやじから一言 2017 9月号

2017.09.25

最近、めっきりと朝晩が涼しく…というか肌寒くなりましたな。君らの塾に来る時の服装もほとんど全員が長袖になっていますね。秋分の日が9月23日(土)。おわかりだと思うが春分・秋分の日は昼と夜の長さが同じである。※厳密には昼の方がちょびっと長い、たしか13,4分だったハズ。これからは冬至の日をめがけてさらに昼が短くなっていくのだ。今年の冬至は12月22日。冬期講習が始まるころだ。果たしてその時期のキミの偏差値はいくつになっているのだろうか。第一志望校の高校にBまたはA判定がついているのだろうか?そうなるように「今」努力しているのだろうか。夏休み前と比べて思うのだが、この2ヶ月で明らかにそれまでの「のほほーん、タリラリラーンモード」から「やっていないふりして実は勉強していますモード」に切り替わっている連中が確実に増えている。授業中のワシを見る目が鋭くなってきているね。西山中のAちゃん、M、台中のM、J、南中のR、S、Mのようにコツコツと学習し、授業に集中している者たちがいる。「えー、私集中して、ちゃんとしているのに伊藤先生ワカッテなーい」という連中もいるだろうが、ワシらから見たらまだまだである。(もっとアピールしてね)しかし、これは言えるぞ。今年の中3生は頑張っている者がとても多い!授業をしていてすごくラクだ。ワシ自身に余裕がある。気持ちよく授業をさせてもらっている。これは君らに「ありがとう」と言わねばならんな。「しゃんきゅーボエリーマッチョ!」    
 
前期期末試験が終わった今の時期はやはり前学年の復習、8月度模試の復習ではないだろうか。アホな連中、偏差値(SS)が上がらない連中の90%以上の生徒はこれをやらない。一度やった問題をやりたがらないのだ。定着が甘くても一度やったら「もういいや」となる。成績を上げたかったら振り返ることが必要だ。反省なしに前進はない。こんなことは超当たり前な話だ。「僕はバスケ部です。試合をしました。負けました。残念です。次は頑張ります。」なぜ負けたのかを考えないチームが強くなるだろうか?負けたことを考えないチームは「勝負は運」だと思っているのだろう。そんなチームが強くなるはずがない。何がダメだったのか、誰の動きが悪かったのか、マークすべき相手を抑えることができただろうか…。反省なしに前進はしないのよ。次回の模試は10月1日だ。すぐだね。今回の模試の結果に小問ごとの正答率が載っているところがあるよな。あれを見て正答率が高いところで、自分がミスっているところがあるはずだ。それがどの問題なのかをチェックしよう。それを確認するだけでもずいぶん違うぞ。上げたかったらぜひチェックだ。成績を上げたくない、または「勝負は運」と思っている者はやらなくてOK。ここでこの「おやじ~」を読む必要なし。破いて捨ててくれ。
 
22日(金)の夕方、宅急便の方が君らの模試の結果をもって来てくれた。自己採点では君らの平均が350点だったので「ホンマかいな?でもホントだったら嬉しいな…」と事務室で皆と話していたのが21日である。どれどれと瀬戸先生が見た後に成績一覧を見る…。 おっと、およよ!君らの自己採点が当たっていたではないかい。いつもは自己採点よりも10点位低いのに。詳しく見たいが、金曜は授業も含め何かとやることが多い。じっくりと見たいという気持ちを抑え、とりあえず中1、2の授業準備だ。(3時間後…) どれどれ、見てみるかな。ワシが注目するのは7月模試と今回の模試の結果だの推移だ。ウチの夏期講習はしんどい。夏期講習(応用・標準)45時間+パーフェクトマスター25~50時間。みんなが頑張った分、苦労した分、今回9月模試は上がっていてほしいのだ。結果は約6割の会員が偏差値(SS)2以上アップしていた。これは例年通りの結果で別に良くも悪くもない。ただ、SS2以上ダウンしている生徒が少ないところは良かったと思う。
まずは前回の結果を確認しよう。
●新みやぎ模試 8月度
上段:受験者平均点 中段:塾生平均点  下段:塾生平均偏差値

 
全体 57 50 49 53 55 264
65 67 58 66 67 321
SS 54 57 54 56 56 56

そうそう良かったよね。県平均+57点は良いよ。100点を取った者も6人!ええぞ、ええぞ、だったな。7月から8月の1ヶ月でSS5以上アップの者が8人もいたな。
さてさて今回は……
●新みやぎ模試 9月度

 
全体 59 53 57 50 58 277
69 70 73 65 75 353
SS 55 57 57 57 58 58

ほーれ、来てるよ来てるよ。全体的には良いんじゃないかい。県平均+76点とはなんざましょ!よし、次は7月と9月の比較だ。5教科の偏差値(SS)が2以上、上がっていれば「上昇」、±1ならば「横ばい」、2以上下がっていれば「下降」とする。「上昇」は66%。「横ばい」は23%、「下降」は11%。7月と比べてガツーンと上がっている連中はコイツらだ。拍手!パチパチ! 

名  前 7月 9月 上昇
AAA(西) 54 66 +12
BBB(八) 48 58 +10
CCC(八) 48 57 +9
DDD(八) 55 63 +8
EEE(八) 55 63 +8
FFF(台) 58 65 +7

以上が2ヶ月でSS8以上アップした者だ。スゲーなー。もちろんアイス券+αをプレゼント!
下降のみなさん。次の10月模試で上げたかったら、前述の通り今回の模試の判定票にある小問ごとの正答率を確認だ。正答率が高いところで自分がミスっているところを問題用紙にチェックするのだ。必ずやれよ!
今回400点以上の者が14名いる。その中でも県ベスト100位内に入ったのが4名。受験生は4019人だ。

GGG(八) 470点 8位
HHH(八) 459点 27位
III(南) 451点 52位
JJJ(南) 450点 55位

いやースゴイ!次も頑張ってくれよ。もちろんアイス券だ。 

9月20日に女子10名を連れて宮城学院に行ってきました。宮城学院中高の杉本先生というエライ先生に頼んで、放課後の学校の様子を見学させてもらいました。まあ90分も付き合っていただき本当に恐縮でした。放課後の学習を支援する「スタディモール」の様子や礼拝堂を見学させてもらい、ショパンなんとかコンクールでトップになった高3生の演奏を聞かせてもらったり…。また、たった10人の為にパワーポイントで入試要項の説明をしていただきました。次回は東北高校です。創進コース、文理コースの放課後に行われている講座授業と3月にできたばっかりの中央校舎の見学ツアーです。掲示板横に小さく貼ったらあっという間に10名定員になってしまいました。次はどこの高校にするべか… 掲示板横に小さく張り出すのでチェックしていてね。

非常にくだらない、というかどうでも良い話なのだが、ワシはNHKの朝の連ドラを見ている。今月いっぱいで終わるのだが有村架純主演の「ひよっこ」だ。最初に主題歌が流れ、画面では昭和の雰囲気を日用品を使用して「ミニチュア版」で表現している。ワシはこのミニチュアの中に「絶対にミスがあるハズだ!だってこんなに細かく設置しているんだから、どこかでミスっているべ」と思い、4月からずっと始めの曲が流れているときのミニチュア模型や食べ物などをハシからハシまで、細い目を大きく見開いていたのだ。こんなに集中して探したのは大昔に息子とやっていた「ウォーリーを探せ」「みっけ」以来だと思う。そして、やっと見つけました!なんと意外にもかなり目立つところにあったゼイッ。それは途中で置時計が出てくるシーンあるのだが、時刻は8:15を指している。その時の長針と短針の位置関係がおかしいのだ!短針が明らかに10°位の角度で進み過ぎているのだ。これは結構大発見のハズなのだが人にこれを言うと「ふーんあっそう」的な薄―い反応なのでここに載せてしまいました。君らの中で「ひよっこ」を見ている人はチェックしてみてくれ。そしてワシのことを褒めてくれ。ワシはどちらかというと「褒めて伸びるタイプ」なのだ(笑) 「ひよっこ」を全く見ていない人も7時30分BSプレミアム、または朝8時にNHKをつけてくれれば始まって1分後くらいに置時計が出てくる。今週で終わりなのでヒマな人はぜひチェックしてくれ。

10月模試が終わると、君ら一人一人と20分~30分の二者面談を行う予定だ。公立前期、私立受験校、最近の学習状況などについて訊(き)くつもりだ。11月下旬には私立受験校を最終決定しんければならん。時間はあまりないぞ。受験するかもしれない私立高校の説明会には参加しろよ。
受験は他人ごとではない。キミ自身のことなのだ。親の意見を聞くことも大事だが最終的には自分が通う学校なのだ。
真剣に向き合おう、真剣に考えよう!

 

 

 

宮城学院訪問

2017.09.20

工藤です。

 

本日夕方、宮城学院に塾生を連れて訪問してきました。

進研学習会から南光台中、八乙女中、南光台東10名ほど。

伊藤先生と自分の車で分けて送迎です。

学校の施設を隅から隅へと見せていただきました。

スタディサポート、自習室、図書室など。

普段はあまり見れない施設を見ることができ、生徒も色々と考えたのではないでしょうか。

個人的な一押しは図書室です。

行った際には皆さん是非見てみてくださいね。

大変な歓迎、丁寧な対応をしていただき、生徒たちも大喜びだったと思います。

宮城学院の先生方、本当にありがとうございました。

 

他にも私立高校訪問を予定していますので、希望生徒は廊下の紙をご覧くださいね。

少しでも気になったら是非一緒に行きましょう。

おやじから一言 2017 8月号

2017.09.05

伊藤です。先月はすっかりアップするのを忘れてしまい、1ヶ月も遅れてしまいました。この親父から一言は中3生の新みやぎ模試の結果が出るたびに私が会員生徒に配布しているものです。そのときその時に私が思ったことをそのままの言葉で書いています。ここでは具体的な名前は伏せています。 

もう夏休みも終わりましたねー。中学生活最後の夏休みはどうでしたでしょうか?「楽しかったー」と言えるほど遊べた者はいないハズ(KKNくんは除く)。当たり前だ。君らは受験生なのだ。厳しいことを言うが、ほとんどの者たちは我々にやらされているだけで、自ら学習している人はどれだけいたのだろうか。我々が「あーしろ、こーしろ」言うのには理由がある。それを君らのほとんどはノルマとしかとらえていない。重いケツを上げるのは、いつなのだろうか?自分でテーマを掲げ、自分で計画を立てるのはいつなのだろうか?母ちゃんに「もうそろそろ勉強しなさいよ」と言われる前に机に向かうのはいつだ?今の自分の勉強スタイルで、希望する高校に受かるのか?小・中学校は義務教育なので公立小・中ならば、みんな同じような待遇で教育を受けている。しかし、高校は進学する高校によってそれぞれが受ける教育に大きな「差」が生じるのは事実だ。もちろん大学に進学する予定ならばそこの部分でも差が生じる。将来、何をやりたいのかが決まっていない人ほど、なるべく上の高校に進めるよう努力しなければならんな。上の高校に行っておいた方が職業選択の幅が出るのは当然だ。薬剤師になりたいと思っても進学した高校から、東北医科薬科大や他の大学の薬学科に進学した先輩たちがいないのであれば「絶対無理」とは言わないがほぼ無理!特に薬剤師のように国家資格が必要な職業の場合、大学に入ってからもその資格を取るためのお勉強が続くのだ。高校受験のための勉強よりも厳しいと思うね。やはり、「勉強できるアタマ」を作っていった方がきっと「得」をするんだろうな。将来「得」をするためにも、自分から勉強をやってほしいね。
 

先日、大学生の元会員が塾に遊びに来た。鶴谷中、広瀬高校、筑波技術大学。進研に中1から高校3年まで途中数ヶ月の休会期間があったが5年以上通ってもらった。あだ名はマルちゃん。マルちゃんは広瀬高校の生徒会副会長だった。副会長に立候補するときの演説原稿の内容をワシも一緒に考えた。「おまえの学校の生徒たちにウケなければならないんだから、普通じゃダメだな…。マジメなのはダメだ…。」「公約だから、実行できること、できそうなこと…。」「広瀬高校の自動販売機にアイスあるか?」「ないっす」「みんな欲しくないかね?」「欲しいっす」「じゃあ、僕が副会長になった時には学校にかけ合ってアイスの自販機を設置します!というのはどうだ。」「それいいかもしれないっすね」まあ、こんな公約で副会長になったのだ。マルちゃんに「おまえ、ワシが考えた公約で副会長になったんだからな」と言うと「いや、僕の人がらですよ」と言い返してくる。この頃から目の病気は急激に進んでいったようだ。現在、視野(見える面積)は2%程度。右目は0(ゼロ)、左目の中心あたりがいくらか見える程度だ。直らない目の病気で進行を遅らせる程度の治療しかできないらしい。それでも医師の予想を超える速さでマルちゃんの視野は狭くなってきている。どれほどの恐怖だろうか。朝、目を覚ました時にほとんど真っ暗に近いんだぞ。想像すらできない。マルちゃんは「何で俺なんだろう」「全く見えなくなったら生活していけっかなー…」不安は尽きない。それを聞いているワシはなんとか慰めようとして、言葉を探すが見つからない。マルちゃんはそれでも下ばかり見てられない、ということもわかっている。現在、大学でブラインドサッカー部に所属している(目隠しをしてやるサッカー、目の不自由な人たちが行う)。筑波技術大はかなりの強豪らしく、全日本代表もいるとのこと。接触が当たり前のスポーツで相当の恐怖を感じながら、プレーをしているのだろう。9月の下旬に中国に行って試合をしてくるそうだ… 
マルちゃんと話をしていて、自分の甘さや弱さに嫌気がさしてくる。ちょっとしたことで不安になったり、イライラしたりしてしまう。マルちゃんと比べたら自分はどれだけ恵まれていることだろう。みんなもそうだろう。自分でいろいろと努力しているつもりでも、マルちゃんに比べたら全く話にならない、ほんの耳かき一杯分の努力にしか過ぎない。そう思うとなんかもっと頑張らなければならんな、という気持ちになる。
こんなことを書くつもりはなかったのだが、先日の24時間テレビで、障害を持った方たちが頑張っている姿を見た後にマルちゃんと話したので書きたくなってしまった。(掲載は本人の了承済)
 

さて本題の模試の結果について話そう。んじゃ、まずは前回の模試7月はこうだったな。
●新みやぎ模試 7月度

 
全体 55 51 49 49 59 263
61 61 57 57 69 305
SS 53 54 53 53 54 54


県平均+42点。400点以上の者は7名。まずまずの結果だったなそんでそんで今回は…
●新みやぎ模試 8月度
上段:受験者平均点 中段:塾生平均点  下段:塾生平均偏差値
 

 
全体 57 50 49 53 55 264
65 67 58 66 67 321
SS 54 57 54 56 56 56

およっ!これはけっこう良いね。
数学が県平均プラス17点とは嬉しいね。社・理もプラス13、12点ですな。次は国、英もプラス10点オーバーといきたいね。会員平均偏差値が56か。これはかなり良いですぞ。しかも、100点がけっこういますな。理科がTH(八)、社会がTA(西)、数学がSA(台)、TY(八)、KR(南)、HM(西)だ。みんなエライゾ、チュッ!当たり前だが100点ということはケアレスミスがまったくないということだ。これはスバラシイことですな。400点以上は7人だ。今回、全体の受験者が8,042名。そんでベスト100位に入ったのが2名だ。
TH(八) 455点 42位
TA(西) 446点 72位 
いやいやすごいね、がんばりましたな。
さて今回の結果を7月と比較してみよう。対象人数は38名。上昇、横ばい、下降の割合を示す。5教科の偏差値(SS)が2以上、上がっていれば「上昇」、±1ならば「横ばい」、2以上下がっていれば「下降」とする。「上昇」は22名で58%。「横ばい」6名16%、「下降」10名26%。下降が10人ですか。多いですね。先月、この「おやじから」に書いたが、偏差値は常に平均点との差が関係してくる。受験者の真ん中の人と自分との間にどれくらいの人がいるかが関係してくるのである。だから、自分が頑張っているからといっても、その頑張りが中3の平均程度であれば偏差値(SS)は1も上がらないのである。「下降」になってしまった10人のみなさん、次は何とか7月のSSまでには戻せるようお勉強してくださいな。期末の勉強でそれどころではないかもしれんが、そんなことはみんな同じだ。工夫して何とか両方の勉強をやってくれよ。
7月と比べて今回SS5以上アップした者たちはこの8人だ!ジャイアントコーンプレゼントだ。
名  前   7月SS 8月SS 
HMHMHM(西) 54 64 +10
YHYHYHY(南) 55 64 +9
TATATAT(西) 64 71 +7
AKAKAKA(八) 51 58 +7
KNKNKNK(八) 48 55 +7
YYYYYYY(八) 54 59 +5
SHSHSHS(八) 53 58 +5
KRKRKRK(南) 42 47 +5
オッ 八乙女中のみなさんが4人もいますね。頑張ってますねー。それにしてもMHMHさんがプラス10ですかー。SS1は500点で考えると8.5~9.6点に相当する。+10ということは85~96点アップということだ。300点が390点位になったというくらいの爆発力だ。スゲーな。ここに名前があがった人達は、9月は偏差値(SS)を1でも良いから上げてくれ。それでもかなり大きな前進だ。期待しているぜ。
みなさん。次回は9月10日ですな。期末の勉強も忙しいと思うが模試のための勉強もやらねばならん。武蔵丸がたまっている人はそれもやらねばならん。そうそう受験校も考えなければならん。公立もそうだが、私立受験校を真剣に考えてくれよ。9・10月は私立の説明会が多い。ちらっとでも興味がある学校には行ってみよう。ぜひお友だちを誘ってくださいな。自分が来年行く高校になるかもしれんのだ。ちゃーんと学校の雰囲気とか設備とか、部の活動状況、大学進学実績などを聞いておかなければならんな。受験生なんだから。言われたらやります、といような受け身じゃだめだぞ。自分で考えて、計画して動くのが本物の受験生だ。君らには本物の受験生になってほしい。
 

 

おやじから一言 2017

2017.09.02

以下の内容は、7/29に塾長がブログにあげるべく準備していて…すっかりアップし忘れていたものです(汗
このまま闇に葬るのももったいないので、約1ヶ月遅れですが公開します。


  ↓   ↓    ↓    ↓


「おやじから一言」は塾長伊藤が中3の新みやぎ模試の結果が出るたびに、生徒たちに配布しているもので、基本的にその時に感じたり考えたりしたことを自由に書いているものです。簡単に言えば中3会員の者たちへの「メッセージ」です。 今回は2017度の第一回7月模試の結果がおとととい(7月27日)に業者から送られてきたので、ガツガツとワープロのキーをたたきました。

さて、みなさんのほとんどはこの「おやじから一言」の存在を知らなかったと思う。この「おやじ~」は伊藤が新みやぎ模試の結果について本音で語る場で、もうかれこれ十年以上は続いている。これは模試の結果が出るごとに発行される。つまり一ヶ月に一回だ。文章は伊藤がお酒を飲みながらキーを打つことが多いので、常体、敬体が混在するが、まあ気にしないでくれ。これは君らに配布するものであって、君らのお母さんに対してのものではないので、「伊藤先生からのお便りだよ、母ちゃん!」と言って母親に渡す必要がない。したがって、読むのも読まないのも君らの自由。捨てるのも自由。まあ捨てるときは塾のゴミ箱ではなく、お家で捨ててくれ。成績が上がったら、その者の名前を出して褒めるし、怠けてるなコイツ!とワシが思えば名指しで怒る。二年に一度くらいだが、保護者からのクレームらしきものがある。「伊藤先生のあのおやじからなんとか、ですけど生徒の名前を出して叱っているのはどうかと思うのですがー、本人に直接言ってはどうですか。」とか「ちょっと表現が過激すぎて、どうかと思うのですが…」などと言ってくる親がいる。その場合、一通り話は聞きます。私の見解も言います。どう判断するかは君らなので、その会話をこの「おやじ~」に載せるのでぜひ判断してほしい。また昨年、南光台中のOくんからこんなことも言われました。「『成績が上がった者たち』の欄に僕の名前を載せないでほしい」とのこと。理由を聞けば「上がってこの程度なのかよ」と友だちに笑われたくないらしいのだ。「だったら次も上げて、その次も上げていけばいいじゃん。仮に上がらなくても必死に努力しているのであれば、その次は上がる。そう信じてやるしかねーべ。」と、言った。自分にプレッシャーかけながらやっていけよ。ワシもそうだったが、期待されているな!と思えば頑張れるところってあるよね。だいたいね、成績が上がった奴を見て、なんだかんだ笑う奴は努力をしていない奴だと思うね。勉強していない奴だ。努力している者は決して笑わない。それどころか「どうやったら上がるの?教えてくれよ。」と思うはずだ。単純に「スゲーなー」と感心すると思うね。「やべーなー、このままだと追いつかれちまうぜ。」と脅威を感じるだろう。まあ、成績が上がってこの「おやじ~」に名前が載るよう、がんばってちょうだい。
プライドを持つのは結構である。ただし、根拠のあるプライドを持ってほしい。「私はこれだけ勉強しているんだ。だから負けたら悔しい!」「国語、英語はダメだけど絶対に数学は負けたくない!だから、数学の授業だけは集中して聞いているし…」というような根拠のあるプライドだ。逆に根拠のないプライドは本当に厄介だ。特に親が見栄っ張りだとなおさら性質(たち)が悪い。子にどれだけプレッシャーを与えているのかが分からない、バカ親だ。「ウチの○○はやればできる子だと思うんです。やり方が分からないだけだと思うんです。できれば三高に行ってくれれば、近いし部活もできて……、今は模試で300点位ですがやれば400点位は……、この子の父親は△△をしているんです、この子の兄は…」バカ親の典型ですな。「やればできる」は今までの14、15年間という人生でやらなかったワケで、きっと今後よほどの大きな出来事が無い限りやりません。また「やり方が分からないだけ」は言い訳だ。小1からの現在の中3まで、数多くの先生たちが数えきれないくらいの勉強方法、考え方を君らに伝えてきたはずだ。それなのにまだ「やり方が分からない」と言うのだろうか。まあ、それでもどうしてもやり方が知りたい、という人たちは友だちや学校の先生、我々塾の講師たちにその気持ち、悩みを訴えてくるはずだ。親の口を通じて勉強のやり方を教えてほしい、という人たちはこの先一生わからないと思います!「300点から400点」は40いや50人に一人くらいは化ける奴がいますな。その50人で一番努力すれば上がる可能性がありますな。実はほぼ毎年、夏期講習を挟んでの7月と9月の偏差値で10以上アップの者が1,2名出てくる。偏差値(SS)10というのは500点満点にして87点から95点に換算できる。すごいよな。今年もぜひそのような連中が出てくることを期待したいし、そうなるよう我々もきちんと伝えていきたいと思っている。ちょっと話が脱線しそうなので、元にもどそう。
プライドの話だったな。ぜひ根拠のあるプライドを持ってほしいね。自分で自分を追い込むことは難しい。しかし、そのようなことを数ヶ月にわたって負荷をかけなければ上には行けない。言っておくが普通に講習を受けただけでは現状維持がせいぜいである。このことを忘れないでほしい。
気がつけば残りの紙面が少ない。「偏差値」についてきちんと説明しなくてはならん。偏差値をなぜ理解しなければならないかと言うと、偏差値が全てだからです!これから高3までの模試の判定票には必ず偏差値が載っていて、その数字で合格率が判定されるのだ。
分かりやすく「成績が上がる」とはどういうことなのかを話そう。「成績が上がる」とは偏差値が上がる、ことである。一般的に、「得点が上がる=偏差値が上がる」と思われがちだが、そうではない。まあ、学力(得点)が上がらないことには偏差値が上がらないのは事実だが、学力(得点)が上がっても偏差値が下がることはあるのだ。
この図を見てくれ(中略)。
※生徒に配布している紙面上では図を示して説明しています。興味がある方は子どもから紙面を受け取ってご覧ください。
時間が経てば学力はつく。当たり前だ、勉強してアホになる奴はいない。縦軸に学力、横軸に時間をとったグラフで考えたときに、宮城県で真ん中の生徒が常に偏差値(SS)50なのだ。SS50の生徒の傾きとA君の傾きは同じ(差が一定)なので、SS55ではじまったAくんはずーっと55のままなのだ。B君は緩やかに学力は上がってはいるもののSS50の生徒と差が少しずつではあるが広がっている。これは下がっていることを意味している。ウチの夏期講習はおそらく他の塾と比べてたらキツい方だと思う。予習があって復習用の宿題もあるからね。じゃあウチの夏期講習受講生全員が上がるかと言うと、そうではない。さっきのグラフを考えたら、そんなわけないことが分かるだろ。
次の図のC君のように宮城県でど真ん中の生徒よりも傾きを大きくしないと偏差値は上がらないのだ。
前のグラフのようにA君は横ばいなのよ。B君は下降。このグラフのC君のようにグイッと上げていかないと「成績が上がった」ことにはならないのだ。普通の人たちと同じようにやったって偏差値は1も上がらないんだからな。成績を上げるというのは本当に大変なことなんですっ!ただ、勉強していれば上がるとは思うなよ。ここ数年のウチのデータだが、7月と9月との偏差値を比較すると、夏期講習受講生の約6割がSS3以上のアップ、2割が±2以内の横ばい、2割が3以上のダウンだ。これが現実だ。言われたことだけやっていても前にはちょっとしか進まないぞ。

んだば今回の模試の結果だが…
●新みやぎ模試 7月度
上段:受験者平均点 中段:塾生平均点  下段:塾生平均偏差値

 
全体 55 51 49 49 59 263
61 61 57 57 69 305
SS 53 54 53 53 54 54

県平均+42点、SS54は7月としてはまずまずだな。
400点以上の者は7名だ。
・TTTTT  八 445点 SS70
・KKKKK  南 434点 SS69
・AAAAA  八 425点 SS68
・SSSSS  南 411点 SS66
・MMMM  台 405点 SS66
・WWWW 南 404点 SS66
・YYYYY  南 400点 SS65
ハイ!よくできましたー。パチパチッ! 次もこの調子で、いやもうチョイ上げていこう!上記の7名はジャイアントコーン1個プレゼントです。8月10日までに伊藤まで請求してください。次の模試は8月11日だぞ。がっちり上げていこうぜ!
 勉強は中学で終わるわけではない。君らには次の高校がある。そしてほとんど全員がその次に専門学校、大学、短大などに進むだろう。自ら考え、計画し、それを実行できるよう今からしっかりと練習していかなければならない。手と頭を動かして練習していこう。ワシらも手伝うぞ!
と、このような感じの「おやじから一言」です。読むのも読まないのもキミの自由だ。ワシはその時感じたそのままを自分の言葉で書くだけだ。
んだば、また来月!





……と、「また来月!」で終わったこの文章ですが、8月模試結果に関する『おやじからの一言』は、2~3日中にアップされると思います。

お楽しみに♪




 

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