おやじから一言 2017 11月号
2017.11.19
伊藤です。 「おやじから一言」は模試の度に中3生に発信しているメッセージ&独り言です
さあ、待ったなしで決めなければならんぞ。言うまでもない、私立受験校だ。親が「○○高校を受けたら」とか「私と一緒に△△高校を受けようよ」と言っているから受験するのであれば慎重になるべきだ。本当にその高校が自分の受験校で良いのかをしっかりと考えてくれ。我々がアドバイスできることであればぜひ頼ってくれ。自分自身、きちんと納得したうえで受験校を決めよう。受験校選択の責任は自分にあるんだからね。
親として悲しいのは子が高校でうまくいかなくなったときに「だってお母さんが○○高校受けろって言ったから、受けたんじゃん…」などと、言われた時だ。そう言わないためにも自分で受験校を選ばなければならんぞ。ほとんどの連中は公立第一志望だと思うが、その高校がダメだった時に通うのは自分自身だ。きちんと考えましょう!
もちろん公立だってキミ自身が通うことになるのだから、自分で決めた方が良いと思うのだが、そこには「お金」の問題がどうしても出てくる。兄弟の数、ジジばばからの援助の有無、部活にからむ支出、親の収入、高校卒業後のプラン…。お金の問題は避けられないのだ。家庭ごとに収入の差があるのは当然だ。公立は家族みんなで考えるようにしよう。そしてどの高校を受けるにしても全力で挑んでいこう! オーッ! ところでせっかくだから「お金の話」をもうちょっとしよう。キミらは親御さんから「公立に行ってよ、安いんだから」「私立は高いんだから…」というような言葉を聞いたことがあるだろう。んだば、どれくらいの違いがあるかをざっくりとだが話そう。
私立と公立の3年間にかかる費用の差は相当だ。これから出てくる数字は平均的な収入のある家庭での話としてとらえてほしい。
平均的な家庭では就学支援金が国から3年間で約36万円が支給される。これは公立高校の授業料に相当する。つまり公立高校の授業料はタダなのだ。しかし、授業料以外にもいくらかかかる。そうだなー、おそらく3年間でかかる費用が制服代、教科書代、修学旅行費、部活動にかかる費用、交通費を除いて約4~7万円というところだろう。いやー安い!一方、私立高校は授業料、その他で約160~200万円。就学支援金を差し引いても約125~165万円。もちろん特待生で入学するのであれば、もっと少ない。 公立と比べると私立高校の設備面、教員の使命感、生徒との距離の近さは上だと思う。だから、ワシ個人としては私立の方が公立よりも上だと思っている。そんなに多くはないと思うが、キミらの親御さんでもし「公立でも、私立でも好きなところに行って良いよ。」と言ってくれているのなら、本当に感謝しなければならんぞ。昔と違い、今は大学進学希望者がとても多い。おそらく今、進研に通っている中3会員の8割程度は大学に行くのだと思う。んじゃあ、そこでかかる費用もちょっと教えよう。
私立大学文系は4年間で390万円位、理系(工業系)で560万円位、医療系(看護、理学療法等)だと750万円位かかるのだ(ちなみに専門学校だと2年または3年間で180~550万円,薬学科で1100万円位)。国公立大だと理・文ともに240万円位だな。これからの7年間の合計で最も費用が高くなるのが私立高校、私立大(医療系)で総額980万円位。逆に最も安くなるのが公立高校、国公立大で250万円位。実際にはこれに高校時に制服代、教科書代、修学旅行費、部活動にかかる費用、大学時には交通費や食事代がかかる。7年間でだいたいプラス100~200万円、もし大学生になって一人暮しとなるとアパート代として220~320万円がさらにプラスだ。 「ひえー、そんなー!」「アンビリーバボー!」という声が聞こえてきそうだ。それでも今は昔と比べると就学支援金という制度があるので安くなったと思うね。また、学生支援機構(旧育英会)からお金を借りやすくなったので、実際には上記の金額より負担が減りますな。と、言っても借金なので、社会人になったら返さなくてはならないけどね。 さあ、どうでしょう。みなさんにかかる費用はかなりだということが分かってもらえたでしょうか。これから自分はそのような負担をしてもらうんだな、という気持ちを忘れてほしくないね。その分ガッチリとお勉強に励んでほしいと思います!
さて、んだばそろそろ今回の模試の結果発表といこう。その前に前回10月模試の結果のおさらいだ。
●新みやぎ模試 10月度
国 | 数 | 英 | 社 | 理 | 計 | |
全体 | 60 | 42 | 52 | 50 | 61 | 265 |
塾 | 72 | 61 | 63 | 64 | 74 | 333 |
SS | 57 | 59 | 56 | 57 | 56 | 58 |
そうそう、9月10月は調子よかったよね。数学なんて平均+19点だぜ。この10月模試の結果と3年間の内申点をもとにキミら一人ひとりと20~30分の二者面談をしたね。私立受験校はどこなのか?一般、推薦、特待入試、AO?? また、公立前期を受験するのかしないのか、受験するのならばどこなのか…などを話し合ったな。また11月模試の目標偏差値なども伝えたと思う。その結果をもとにまた二者面談を行い、その後に父母教育相談となる。成績(SS)が上がりっぱなしであればニコニコの面談で終わるのだが、なかなかそうなる者は少ない。
そんで今回はというと…。
●新みやぎ模試 11月度
国 | 数 | 英 | 社 | 理 | 計 | |
全体 | 59 | 42 | 53 | 54 | 62 | 270 |
塾 | 71 | 63 | 70 | 68 | 75 | 347 |
SS | 56 | 59 | 57 | 56 | 56 | 58 |
ぬぬぬー。まあ悪くないのだが…。数学がへいきん+21点はやるね~。
もうちょっと、欲しかったわな。英語がSS57は立派だが社・国が下がってしまった。社会は公民分野の割合が多くなってきた。公民が苦手な者がけっこう多いと思う。しかし。ここは時間をかければ対応できるところだ。頑張ってちょうだい。
今回、11月で自己ベストを出した者がけっこういたぞ。※前回10月は14人。エライゾ!ジャイアントコーンプレゼントだ!
名前(学校) | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 |
AAAAA 南光台 | 66 | 69 | 65 | 72 |
BBBBB 鶴谷 | 63 | 65 | 61 | 66 |
CCCCC 南光台 | 60 | 63 | 63 | 66 |
DDDDD 南光台東 | 60 | 64 | 62 | 65 |
EEEEE 南光台 | 61 | 61 | 61 | 65 |
FFFFFF 八乙女 | 61 | 62 | 61 | 64 |
GGGGG 八乙女 | 59 | 63 | 61 | 64 |
HHHHH 八乙女 | 53 | 58 | 59 | 60 |
IIIIIIIII 台原 | 51 | 60 | 56 | 61 |
JJJJJ 南光台東 | 54 | 59 | 57 | 60 |
KKKKK 台原 | 56 | 58 | 56 | 59 |
LLLLLL 台原 | 48 | 51 | 53 | 54 |
MMMM 台原 | 50 | 47 | 46 | 53 |
NNNNN 南光台 | 47 | 47 | 45 | 48 |
この時期に自己ベストのSSを出すとは本当にエライ!チュッ!
他にも今回、自己ベストタイの人が5人いました。大健闘です。
また、今回も県ベスト100位以内の者が5人も出ましたぞ。
受験者数は7028人
名前 中学校 | 得点 | 順位 |
OOOO 南光台 | 474点 | 8位 |
PPPP 西山 | 457点 | 51位 |
QQQQ八乙女 | 451点 | 77位 |
RRRR八乙女 | 449点 | 85位 |
SSSS台原 | 447点 | 99位 |
ところで偏差値50近辺の人たちにちょっと一言。SS(偏差値)50近辺、つまりウチ塾で言うとC1クラスあたりの者に多いのだが、何かの教科で上がると別の教科で下がってしまい、結局先月と同じくらいのSSになってしまう。それが毎回、別の教科だからタチが悪い。原因としては 知識が浅い、徹底されていない。つまり理科、社会等で知っているところはそれなりに解けるが定着が甘いところが出題されると当ったり、はずれたり…、というように問題によって20点以上得点が上下する者はまだまだ実力がついていないのだ。そういう人は得点が良い時のことを自分の実力と思いがちだが、それは違うぞ。もっと時間をかけて学習しなくてはならん。また、数学の計算ミスを毎回1問以上やってしまう、という人はきっとそのミスを「ちょっとしたミス」と思っているのだろう。そのような人は次の模試でまたやってしまったら、自分にペナルティを課しましょう。例えば、1問の計算ミスごとに腹筋50回あるいは腕立て40回。または旭ヶ丘駅までランニングをする、などなど。まあ、それは任せるとして、とにかく、計算は完璧に当てる。また知識系はしっかり定着させるべし。ペンで書いて覚えろよ。 弾該栽判所 この字を「だんがいさいばんしょ」と読んでいるのであればマズイゾ。弾劾裁判所だからね。
「ちょっとしたミス」いわゆるケアレスミスは1教科1問はやってしまうものだ。だから、5教科で5問以内であればOKだと思う。偏差値(SS)50近辺の人たちだったら、きっと5教科で10問くらいはしていると思うね。ここを減らさなければならんぞ。自分がどれくらいケアレスミスをしているかを模試の復習をしてチェックしよう。覚えられません、という人もあきらめずに続けよう。そうすれば徐々に覚えられる脳になっていくものだ。
今まで何回か書いているが、復習、反省なしに前進はない。 勉強もスポーツも同じだ。きちんと反省したうえで次に向かってやっていこう。模試は残すところあと2回。偏差値を下げるなよ。下がっていると非常に心臓に悪い。次は12月3日。
●新みやぎ模試 10月度
国 | 数 | 英 | 社 | 理 | 計 | |
全体 | 60 | 42 | 52 | 50 | 61 | 265 |
塾 | 72 | 61 | 63 | 64 | 74 | 333 |
SS | 57 | 59 | 56 | 57 | 56 | 58 |
まあまあだな。5科では前回と同じSS(偏差値)58だな。数学県平均+19点は立派だね。理科は県平均が高かったから、塾平均が74点でもSS56にしかならなかったなー。工藤先生は「もっと難しい問題を出してくれー」と嘆いていました。
健康診断月間
2017.11.10
鈴木です。
11月は進研学習会職員の健康診断月間です。
私は病院の都合で11月の予約がいっぱいで12月実施となりました。
健康診断そのものは不健康生活を見直す良い機会となるので歓迎なのですが…
…
……
………胃カメラが嫌です!!!!!
相性があるのか、体質なのか、
かなり「ゲーゲー」なっちゃうんですよね。
胃カメラ経験者に話を聞いても「そこまで辛い?」と言う話ですし?
僅か5分程度の検査にもかかわらず、今から不安でいっぱいです(爆)
バリウムを飲む検査もあるのですが、やはり信頼度の面からも胃カメラによる検査を選んでしまうのですが…
あーあ、嫌だなぁ~
健康診断まで約一か月。
対策して診断を受けても真の結果とはいえないかもしれませんが、まだ時間がある以上、少しでも生活改善をして臨もうかと思います。
(まだ何もしていませんが)
中学生・高校生の定期テスト対策が始まりました。
11月は毎週末に何かしらの補講が行われています。
健康診断も定期テストも、直前に慌てて対策して結果を出してもそれ程の価値はありません。
でも、何もしないでよくない結果を出すよりは、何とかしようとする努力は必要です。
そして、その努力をきっかけに、継続的な努力へと発展していけば良いのだと思います。
(…と書きつつ、自分の生活を振り返ると刺さりますね汗)
中3の生徒との二者面談、保護者との教育相談、そして冬期講習へ。
11月から3月の入試が終わるまでは忙しい日々です。
我々は体調管理を、受験生は体調管理と学力管理を、他の皆さんは学習習慣の管理をしっかりとしてください。
はぁ、胃カメラ嫌だなぁ~
新着記事
- 2024.09.16
- 生文大高校へ行ってきた
- 2024.09.12
- 城南高校の説明会に伺いました
- 2024.09.07
- おやじから一言 8月
- 2024.08.23
- 夏休みを終えて
- 2024.08.17
- お盆明け
カテゴリー
アーカイブ
- 2024年9月
- 2024年8月
- 2024年7月
- 2024年6月
- 2024年5月
- 2024年4月
- 2024年3月
- 2024年2月
- 2024年1月
- 2023年12月
- 2023年11月
- 2023年10月
- 2023年9月
- 2023年8月
- 2023年7月
- 2023年6月
- 2023年5月
- 2023年4月
- 2023年3月
- 2023年2月
- 2023年1月
- 2022年12月
- 2022年11月
- 2022年10月
- 2022年9月
- 2022年8月
- 2022年7月
- 2022年5月
- 2022年4月
- 2022年3月
- 2022年1月
- 2021年12月
- 2021年11月
- 2021年10月
- 2021年9月
- 2021年7月
- 2021年6月
- 2021年3月
- 2021年2月
- 2021年1月
- 2020年12月
- 2020年11月
- 2020年10月
- 2020年9月
- 2020年8月
- 2020年7月
- 2020年6月
- 2020年5月
- 2020年4月
- 2020年3月
- 2020年2月
- 2020年1月
- 2019年12月
- 2019年11月
- 2019年10月
- 2019年9月
- 2019年8月
- 2019年7月
- 2019年6月
- 2019年5月
- 2019年4月
- 2019年3月
- 2019年2月
- 2019年1月
- 2018年12月
- 2018年11月
- 2018年10月
- 2018年9月
- 2018年8月
- 2018年7月
- 2018年6月
- 2018年5月
- 2018年4月
- 2018年3月
- 2018年2月
- 2018年1月
- 2017年12月
- 2017年11月
- 2017年10月
- 2017年9月
- 2017年8月
- 2017年7月
- 2017年6月
- 2017年5月
- 2017年4月
- 2017年3月
- 2017年2月
- 2017年1月
- 2016年12月
- 2016年11月
- 2016年10月
- 2016年9月
- 2016年8月
- 2016年7月
- 2016年6月
- 2016年5月
- 2016年4月
- 2016年3月
- 2016年2月
- 2016年1月
- 2015年12月
- 2015年11月
- 2015年10月
- 2015年9月
- 2015年8月
- 2015年7月
- 2015年6月
- 2015年5月
- 2015年4月
- 2015年3月
- 2015年2月
- 2015年1月
- 2014年12月
- 2014年11月
- 2014年10月
- 2014年9月
- 2014年8月
- 2014年7月
- 2014年6月
- 2014年5月
- 2014年4月
- 2014年3月
- 2014年2月
- 2014年1月
- 2013年12月
- 2013年11月
- 2013年10月
- 2013年9月
- 2013年8月
- 2013年7月
- 2013年6月
- 2013年5月
- 2013年4月
- 2013年3月
- 2013年2月
- 2013年1月
- 2012年12月
- 2012年11月
- 2012年10月
- 2012年9月
- 2012年8月
- 2012年7月
- 2012年6月
- 2012年5月
- 2012年4月
- 2012年3月
- 2012年2月