スマートウォッチ
2019.06.22
工藤です。
どうも自分のブログの間隔があいてしまいます。
基本、私生活に変化がないので話題が少ないんですよね。。
そういえば最近買った新しいおもちゃとして、スマートウォッチを付けております。
これが歩数と心拍数、睡眠時間がはかれて楽しいんです。
一日で一万歩とは言わないですけど思ったより歩いていたり、夜中無意識に起きていたり。
体調悪いときは睡眠絡みで良くないことが起こっています。
お酒を減らしたり、寝る前の水分摂取量を減らすのがいいみたいですよ。
無意識部分を監視できるのはなかなか楽しいもんだなあと。
自分もだいぶ年を取ってきたのでそろそろ健康を意識しなければと思いながらなんもしておりません。
また筋トレでも始めるかなあ。。
ブラインドサッカー
2019.06.09
久しぶりの伊藤です。
ボイ ボイ! ボイ ボイ! 危険な衝突を避けるために、ボールに向かっていくときに発する言葉だ。 いきなりボイボイと言われても ???となりますな。昨日、つまり6月8日(土)にワシはブラインドサッカー(以後ブレサカ)を見に福島市まで行ってきた。競技場には試合30分前には着いたので、スグにカッパを上下装着、長靴もだ。
ブラサカとは目が見えない人たちがハンドボールコート((40×20M)フットサルも同じコート)でフィールド4人+キーパーで行うサッカーだ。ボールには鈴が入っており、その音を頼りに球のスピード、方向を感じ取るのだ。わけがわからんのがキーパーは普通に目が見える人なのだ。見えない人たちがフィールド、そんで見える人がキーパー??? んだば点は取れっこねーべ。正直そう思った。だけど、そうでもないのだ。
そうそう、なぜブラサカを見に行ったかというと、昔ウチの会員だった鶴中出身、広瀬高校、筑波技術大学4年の佐藤祐希こと「マルちゃん」から「8日に福島市で日本選手権の予選で僕が出るから、時間があったら来てください!」というLINEをもらったので、こりゃ、行かねばならん!というわけで行ったのだ。例年ならば中総体を見に行くのだが、今回はマルちゃんの応援要請を優先した。
さっそくマルちゃん探しだ。いたいた。去年会った時よりちょっと顔が丸くなったような気がする。ガイドと呼ばれるキーパーの後ろに位置し、ゴールまでの距離(7mだよー)、方向(右60度ねー)と、いろいろな指示を出す(目が見える)人がいる。その人からいろいろと話しをされていた。それが終わったタイミングでワシが声をかけた。「マルちゃん、来たぜ」と言ったら「あっ 伊藤先生、どうも。」と握手を求めてきた。ガッチリと握手を交わし、短い会話をした。 試合が始まった。
とにかく面白い。観客は静寂を!これは目が見えないので、意志の疎通は言葉だけ。つまり観客が声を発してしまうと選手同士の連携が取りづらくなってしまうという理由だからだ。ゴールしたときは大声を発して良いが、それ以外はダメ。 ブラサカが面白い理由はいくつかある。普通のフットサルと大きく違うのがコートのサイドにアルミで骨組みされた高さが1mちょっとの壁がある。ボールが外に出て頻繁に試合が止まることを防ぐためのものらしい。何人もの選手がしょっちゅうその壁を触りにくる。その理由は自分がサイドからどれくらいの位置にいるかを判断したいからなのだろう。また、その壁を使ってパスする者もいる。本当に見事だ。また、ボールを取りに行きながら、相手をその壁に突き飛ばすその迫力! 見えていないので通常のサッカーで良く使われる「カズヤ、8番マークね。遠くから打ってくるよ」などの「○番チェックーー」などはない。目が見えないのだから当たり前だ。相手がどこにいて、味方がどこにいるのかもボイボイ!と発する言葉と味方の言葉だけで判断するしかないのだ。そもそも、目にガーゼみたいなものをテープで何重にもくっつけ、その上からアイマスクの着用、つまり全くの闇。その状態で走っていること自体、ワシには不思議だし、とうていできない。ぶつかるのが怖いからだ。スライディングしているけど、あんた見えてんじゃねーの?なんでもつれて倒れた後にスッと立って、相手のゴールの方を向いているのよ?倒れたら右も左も前も後ろも分からないでしょ。あんた、見えてんじゃねーの? などとワシの頭の中には???しか浮かばない。本当にすごいスポーツだ。一発でこの競技のファンになってしまった。
試合中、マルちゃんは仲間との連携を大切にしながら、ガツガツとボールを奪いに行った。ゴールこそならなかったがナイスファイトだ。40分という時間は通常であれば短い時間だが、神経を研ぎ澄まし、味方、敵の声を区別しながらも方向や距離をガイドからの言葉あるいは壁にタッチ、あるいはボイと言ってくる言葉の切迫感から測らなければならない選手からすれば、結構な時間であろう。見ているこちらはタイムを見ることができるが、選手たちはベンチから時々発せられるあと○分!というコールだけしかない。雨が強くなり、選手たちのコールがより大きくなる。それぞれが声を出し、自分と仲間との位置関係を確認している。マルちゃんの背中が頼もしく見える。中学の時から急激に視力が落ち、今ではほとんど見えない状態なのだが、このピッチの姿を見ている分にはまったくそうは感じさせない。
試合は1-0でマルちゃんの属するビバンザーレの勝ち。ナイスファイト!と試合後にマルちゃんに声をかけた。10分程度だがマルちゃんとその仲間の女性といろいろと話しをした。 就職活動で1社から内定をもらっていたことは知っていたので、そのことをきいたら「ハイ、そこに決めました。今度、夏休みに塾に行くんでその時ちゃんと話します。」と言われた。嬉しかった。このブラインドサッカーを知ることもできたし、マルちゃんの就職も決まったし、すごく嬉しかった、楽しかった。
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