2019おやじから一言 VOL4
2019.10.30
この「おやじから一言」は塾長の伊藤が中3生会員に渡している読み物で、模試の結果が出るたびに発行されます。本来、すべて実名で書いていますがこのブログ上ではAとかBで生徒名を表しています。
なんか、すっかり「ザ・秋」という気候になってしまった。台風19号が宮城に最接近し、丸森町や仙台にも大きな爪痕(つめあと)を残していったのが10月12日。丸森町役場の映像をテレビで見たときには本当に驚きました。避難場所でもあった役場に町内の人たちがたくさん集まっていたみたいで、そこが一晩で辺り一面「沼」の状態。避難してきた人たちのクルマも完全に水没。それでも役場に避難してきた方々の命は助かったので納得しなければならないのでしょうね。その台風19号が翌13日には東北を離れていったのだが、その翌日から気候がガラッと変わってしまったような気がする。気温や風の質が変わってしまった。朝の冷え込みがきつくなってきました。日が落ちるのも本当に早いよね。17時には暗いもんね。来月末にはきっと初雪が降る。その時にはもう私立受験校が決まっていなければならんぞ。きちんと考えているか?「私は公立ですから!」と言っても落ちたら私立になるワケだ。幸い仙台には上から下までのレベルの高校・コースがある。ビシビシしごいてくれる学校もあればぬるーい学校・コースもある。定期テストが国公立大2次試験レベルの学校もあれば、プリント4,5枚が配布され、その中からしか出題されないような生徒思いのやさしい学校もある。自分に合わない学校に行ってしまうと本当に後悔するぞ。逆に自分に合う、自分の目的達成の助けになってくれるようなぴったり合う学校に進んだら、3年後に「あの時、公立に落ちててよかったわー、この学校で本当に良かったー。」なんて思える可能性があるワケだ。ワシは長年、塾で先生をやっているが私立に進んで大成功した者たちを何人も知っている。というか、毎年1~3人は報告されている。
「先生、○○ってどこの大学に受かったと思います?」「法政ですよ!」「ぬなーーーー、○○が法政とは、、、、みや模試で300点位だったのにーー」 指定校推薦らしいのだが、それでも立派である。また、みや模試で200点も取れなかった者が城南に行って、東北工大の機械系に進んだとか同じく200点位だった者が尚絅に行って東北学院大経済に指定校推薦で行ったとか、である。ちなみに東北学院大の経済だと一般入試で実質倍率2.3~3.0倍位のところで泉高校の普通科で真ん中位の生徒だとギリギリ受かるか落ちるか、といったところだ。まあ、大学受験において私立はそれなりにうま味があるということを言いたいのだ。※全部の私立とは言わないけどね だから、ちゃーんと私立受験校を考えてね。
さて、アツアツおでんや鍋なども本当においしくなってきましたよ。(キミらの成績もアツアツになってくれれば良いんですが…)
しっかり勉強を進めていきましょうね。何か勉強で迷っていること、悩んでいることがあったらどうぞ相談してください。高校のことで何か聞きたいことがあったらどうぞ聞いてくださいな。いつでも聞きますぞ。二者面談を今月と来月行うので、その時に言ってくれても良いですな。とにかくわからないこと悩んでいることは少しずつでも解決していかないと貯まってしまうだけだ。ワシらにドンドン言ってちょうだい。
そうそう、最近こんなことをある生徒から聞かれた。「先生、新聞とかに通信制の高校が出てて、あれってどうなのかなーと思って‥」ふむふむ、なるほど確かに仙台リビングとかによく「クラーク記念国際高校」「第一学院」「KTCおおぞら」など載っているから、目につくんだろうな。仙台はめちゃめちゃ多いからね。んだばちょっと説明しましょう。通信制の高校は10年くらい前までは普通高校(公・私立)を途中でやめてしまった生徒の受け皿的な存在であったのだが、最近は違ってきて、中学を卒業して通信制の高校に進学する生徒が増えてきているようだ。4月と10月入学がほとんど。他高校中退者の転入受け入れは随時。週に5日登校する学校もあれば、年間20日ちょっとの登校ですむところもあって、高校ごとに様々です。仙台にキャンパスを置いているところは週1~5日で自分で選ぶことができますな。まあ、これほど通学日一つとってもこれだけ自由な学校なので、様々な生徒が混在するのは当然で、それぞれにいろいろな理由がある者たちが集まってきているんだろうね。ワシはこのような学校を否定しないね。ただでさえ、宮城は高校中退者が多い県なので、そのような学校があった方がとりあえずは高校卒業の資格はもらえるのでありがたいと思う。ただ、ピアス、タトゥー、そんで見た目がキャバ嬢のような派手な生徒もいればじとーっとして遠くをボーッと見ていてコミュニケーション力ほぼゼロですみたいな者など、もちろん普通人もたくさんいます。とにかく多種多様なので、そういう雰囲気が苦手な人にはちょっと厳しいかもしれんな。
仙台には通信制の高校がたくさんあるので、キミたちの中でもし高校途中でどうしてもやめたい、通信制にしたい‥なんていうことになった場合はまず学校を辞める前にワシに相談してくれ。その学校を辞めるタイミングやもしかしたら辞めないで済む方法があるかもしれん。入学前からこんな話をするのはどうかと思うが、中退しないためにもやはり自分の目でしっかり受験校を選んでほしいね。
んだば、そろそろ今回の結果を見てみるべ。その前に前回9月の模試結果を振りかえろう。んだんだ、8月より下がったんだよな。
●新みやぎ模試 9月度
国 | 数 | 英 | 社 | 理 | 計 | |
全体 | 65 | 45 | 54 | 55 | 54 | 273 |
塾 | 71 | 53 | 61 | 61 | 63 | 308 |
SS | 53 | 54 | 53 | 52 | 54 | 53 |
はいはい、んだば10月はどうなったのでしょうか…。えーーい!
●新みやぎ模試 10月度
国 | 数 | 英 | 社 | 理 | 計 | |
全体 | 62 | 49 | 51 | 47 | 60 | 269 |
塾 | 69 | 60 | 64 | 55 | 70 | 318 |
SS | 54 | 55 | 55 | 54 | 54 | 55 |
まあまあのチョイ上というところか。この時期になってくると、それなりにみんなが勉強するのでなかなか上がらなくなってくるのだ。今回自己ベストのSSを叩き出した者は8名。逆に自己ワーストのSSを出しちゃった者は2名。前回のSSと±1以内でほとんど変わらない者が全体の3割位だ。この9月から10月にかけてほとんど変わらない者が3割というのはほぼ毎年のことである。おそらくやってなくはないのだろうが、ものすごーく頑張っているわけでもない者がこのゾーンに入っているような気がする。今の時期ならば平日で3時間、休日6時間位はやってほしい。「こんなの無理だよー」と言っている奴がいるかもしれんな。「そんなにやらなくたって、今回上がっているしー、大丈夫だよー。」と思っているそこのキミ! 甘いんだよ。そう思っているとあっという間に落ちちゃうぞ。たいして勉強しないでマグレでなんとかなっている者はそもそも力がないワケなので、そのくせなんか自分頑張っているもん!的な空気を出しているワケで、まあ中3でこの時期に勉強できない奴はもう一生勉強できないバカタレだ。そのバカタレにならないためにも「やらねばならないときはやるべき。しかも積極的にやる。」それが大事なのであーる。
今回自己ベストのSSを出した猛者(もさ)たちはこいつらだ。
名前(中学) | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 |
AA 南光台 | 63 | 64 | 61 | 65 |
BB 附属 | 61 | 62 | 59 | 64 |
CC 八乙女 | 61 | 59 | 62 | 63 |
DD 鶴谷 | 56 | 62 | 61 | 63 |
EE 南光台東 | 57 | 57 | 56 | 58 |
FF 台原 | 53 | 56 | 55 | 57 |
GG 南光台東 | 52 | 50 | 53 | |
HH 鶴谷 | 43 | 45 | 45 | 47 |
よーし、おめーらイイゾ。次回も自己ベスト更新を目指して精進してくれ。もちろんアイス券をプレゼントだ。勝利の味がするアイスだぞ。
さてさて、キミらの中でマジメに勉強していて家庭学習も平日で3時間以上、休日で6時間以上やっているのに成績が上がらない者たちがいると思う。いろいろと原因は考えられるが、そのような人たちに最も当てはまりそうな理由を3つ挙げてみよう。
①自分のわかる所だけを繰り返し勉強している。理・社の重要語句とかならば脳にしみこませるという意味ではいいかもしれんが、新しい語句や公式などをやってほしいね。英数に関してはわかるところの繰り返しはムダの中のムダ。キングオブムダ!例題や解答を見ながらでも、チョイムズ問題をやろう。わからん問題は即質問するべし。②復習をしない。復習こそが前進!である。毎日、学校や塾で習ったところを1時間は復習しよう。脳ミソへの定着がグーンとアップするぞ。③計画性のない学習をしている。毎日の学習に統一性を持たせることがとても大事!今週は4時間で各時代の文化をまとめて、数学は一次関数の動点を5題、英語はこの問題集の長文を…などと1週間で計画するとか自分なりに考えましょう。
受験生にとって大事なことは、「努力を継続すること、粘ること。」である。キミらの勉強は高校受験で終わるものではない。高校でも大学でも、専門学校短大、就職しても続くのだ。苦手なことでも学んでいかなければならない。だから、キミらはこの受験というものを「遊べなーい」「親、うるさーい」というようにマイナスにとらえるのではなく、将来の自分自身のために修行をしている、というように考えてくれ。勉強は嫌い!勉強はめんどうだ!な人がほとんどだと思うが、ここは頑張らねばならん。修行は厳しいほど、身体にしみこむもんだ。そんで、厳しいほど結果に出たときには本当に嬉しいものだ。しかも、高校に入ってからも今勉強していることは役に立つ、さらにさらにここで勉強の習慣をしっかりとつけられた人は高校ですべって転ぶようなことはない。高校受験をネガティブにとらえるのではなく、自分を高める修行だと思ってくれ。
中3の進路指導に向け
2019.10.07
鈴木です。
今週末に10月の新みやぎ模試を行います。
前期の評定が出る時期でもありますね。
…中3生を対象に、10月の模試の結果を待って「個別面談」を行います。
公立高校はもちろん、私立高校についても自分がどこを受験する予定なのか、しっかりと考えて・家族内で相談しておいてください。
私立高校のオープンスクールもまだまだ開催されていますので、ぜひ参考にしてください。
本日、聖ウルスラ学院英智中・高等学校で塾向けの説明会が行われました。
Type2の推薦奨学生入試の出願基準の追加・変更や、一般入試で男子が尚志コースに出願OKとなったことなど、新年度の入試制度についてや昨年度卒業生の進路状況などについてのお話がありました。
今月末の中3対象の「個別面談」に向けて、『進学資料』を現在準備中です。
来年度からの私学への就学支援金制度の改定により、進路選択上「私学」を今まで以上に選びやすくなります。
繰り返しになりますが…
自分の進路について、しっかりと考えてくださいね。
夏休みが終わったと思ったら…もう1ヶ月以上が経過しました。
早いですねぇ。
中3の皆さんへ、受験に向けた宿題の強化を実施します。
(要望もありましたので)
私立高の一般入試まであと4ヶ月しかありません。とはいえ、焦らずに、やるべきことを一つ一つ確実にやっていくことが大事であり、それが “近道” です。
いっしょに頑張っていきましょう!
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