進研学習会ブログ

おやじから一言 Vol.6

2019.12.27

いきなりだが私立受験校の過去問演習で、ノルマを順調にこなしている者とそうでない者とで差が出てきているぞ。自分が受ける私立の過去問なんだから、しっかりと向き合ってくれ。私立の入試問題はその学校ごとにクセ(特徴)があるのだ。まあ、中には外部へ入試問題を注文して作ってもらっているところもあるので、すべての私立でクセがあるとは断言はできないのだが、ほぼ「ある」と言えるだろう。○○高は古文が全く出ない、▽▽高の数学は難しい問題が必ず大問4にくる、××高の国語は長文がめちゃめちゃ長い、など特徴があるのだ。そのようなクセをキミら自身で気付いてほしいのだ。 先生、学院の問題ってあんなに難しいんですね。模試よりもずっと難しくて…。先生、城南の数学はけっこう解けますよ。など、ちらほらと報告が来ております。特進と名前がついていないコースであれば本番で5割ちょっとを取ればなんとかギリ合格である。本番で5割ちょっとということは家だと6割ちょっとはほしいよね。家でリラックス状態で問題を解くのと、高校でみんなと一斉に緊張状態の中で解くのとでは環境が違う分、1割分は多く取りたいね。そうそう、あと過去問をする上で自分が強い単元と弱い単元をしっかり確認してほしい。数学の動点はダメだ、でも三平方の問題とかはけっこう補助線も入れられるし当たるよ。というように、自分を客観的に分析してほしい。ちゃーんとやってくれよ!!
超基本の話になるが、そもそも高校受験というものは何の為にあるのだろう?キミらの中でも考えたことがある者もいるハズだ。「高校受験なんてなければ良いのに‥」ほとんどの中3生はそう思っているだろう。なかには「義務教育が中学までなんだから当たり前じゃん!」とスパッと割り切って考えている者もいるだろう。まっその通りなんだけどね。義務教育が中3までとはいえ、実際には全国の中3生のほぼすべての者たちが高校への進学を希望しているのだから、高校まで義務教育としても良いような気がするな。でも義務教育って本当に良いのだろうか?キミらの通っている中学には不登校の人がいるよな。中学に入ってほとんど学校に来ていなくても、キミらと同じタイミングで卒業する。
?????とならないか。なんか不公平感を感じないかい。キミらは中学に入ってから今まで、雨の日も雪の日も猛暑の日も学校に通ったよな。中間テストで思ったような点を取れず、親にガミガミ言われ、嫌味を言われ、「明日からはちゃんとやるよ。」と宣言するも、寝て起きたらすっかり忘れ、また同じことの繰り返し。また怒られる。母ちゃんとバトルを繰り返しながらも中学校に通ったよな。そんな頑張り屋のキミとほとんど学校に来ていない者が同時に卒業する。これが義務教育である。とてもこのシステムを高校に当てはめることはできないよな。ということはやはり高校へは何らかの選抜をかけなければならない。その選抜方法が高校入試なんだろうね。高校は義務教育ではない分、中学校の何倍も自由度がある。そもそも普通高校以外にも、工業、商業、農業、水産高校などがある。さらに学科で考えると園芸、デザイン、建築、土木、機械、調理、福祉、音楽‥ とたくさんある。普通科でもご存じのように学力の高いところから低いところまでさまざまである。小学校では同じ教科書を使って、似たような教育を受けているはずなのになぜか中学校に入ると学力の差が顕著に感じられるよね。あいつあんなに頭良かったんだ、こいつ俺と同じくらいだと思っていたけどガチでアホだ。なんて中1の中盤あたりで感じた人は多いハズだ。中学に入ると学力の差はどんどん広がっていく。中3の今の時期だとその学力差はとんでもなく広がっている。それは分かるだろ。どう私が頑張っても〇〇ちゃんには絶対勝てない、とかわかるよね。模試で150点の者が仮に二高に入ったら不幸だよね。逆に400点の者が底辺の高校に進んだら、これまた不幸だよね。やはり高校は学力である程度輪切りにした方が不幸になる確率はぐっと減るはずだ。もちろん学力だけの話ではなく、部活も大きいよな。バスケットをめちゃめちゃやりたくて入ったのになんか休みは多いし、弱いし、先輩達も顧問もなんかてきとうだし。これも不幸だ。
繰り返すが高校は義務教育でない分、自由度が高いのだ。同じ公立高校と言ってもぜんぜん校風は違うよね。私立においては勉強の進め方もシステムも部活への力の入れ方も全然違う。そういう意味では高校選びは楽しいよ。たくさんの高校から自分の将来やこれからの高校3年間をどう過ごしたいかによって、選ぶことができるのだ。特にこの東北地方では仙台ほど高校が密集している地域はない。私立も公立もたくさんあるよね。学科・コースに分けたらめちゃめちゃなある。キミらは自分の学力とやりたいことによって選択できるのだ。すでに私立の方への願書提出は終ったが、きちんと選択してくれたかな。どうでしょ?やっぱり、高校は義務教育でなくて良かった、と思わないかい。
ワシは中3の時にちょっとハマったものがある。勉強に行き詰まり、あるいは勉強に飽きてしまい、ヤル気が失せてしまった時とかあるよね。どうしても勉強する気になれん!という時だ。そんなとき伊藤少年はなんとなく腹筋、腕立て伏せをやってみた。俺って1分間で何回位腹筋できるんだろ?と思い、ベットの下のところに足の甲をひっかけ、ヒザを曲げての腹筋だ。手を頭の後ろに組み、背中の肩甲骨が床についてから起き上がり、肘をヒザにタッチ。これを1回とした。1分間で何回できたのかは忘れてしまったが、イメージしていた回数よりも少なかったのだ。「こりゃまずい!かなり体力が落ちているぜ!」と思い、この日から勉強の合間に腹筋、腕立てを1分ずつやった。できた回数をカレンダーに書き込んでいった。その後、うつぶせの状態で足首の後ろをベットの下にひっかけ、上体をそらす背筋も加わった。これも1分。これで腹筋、腕立て、背筋の3種目。すべて1分間で何回できるのかがスコアとなる。まあ、こんな感じで自分でルールを作った筋トレで、どうしても勉強する気になれない時に気分転換を図っていた。合計してもたった3分。まあ実際はダメージが回復するのにプラス数分。それでも約10分で気分転換ができたので、頭を切り替えるにはワシにとって有効だったような気がする。当時、プロレスが人気だったので、その時代の男子は肉体美にあこがれていた部分も大いにあったのだろう。しかし、これは我ながら良い方法だと思っている。キミらの中で自分流の気分転換法があったらぜひ教えてくれ。
んだば、そろそろ今回12月模試の発表といきましょう。んだばまずは前回の分を振り返ってみよう。

●新みやぎ模試 11月度

 
全体 62 49 51 47 60 269
69 60 64 55 70 318
SS 54 55 55 54 54 55

県平均プラス51点だったな。ままずまずの出来だった。そんで今回の結果が…
●新みやぎ模試 12月度

 
全体 54 47 59 53 55 268
64 58 68 64 62 315
SS 56 55 54 55 53 55


県平均プラス53点ですな。むむー悪くはないが、もう一伸び欲しかったね。もう今の時期になればみんなが本気でやっているからなかなか偏差値は上がらないのはわかる。わかるけどちょっと期待していたから残念だな。
今回自己ベストの偏差値を出した連中はこいつらだ。この時期に自己ベストとは本当にスゴイよね。よくやった。
 

名前(中学)  8月  9月 10月 11月 12月
AAAAA(台) 67 67 68 67 70
BBBBB(幸) 56 54 52 54 57
CCCCC(南) 56 53 50 50 57
DDDDD(南) 53 50 50 49 55
EEEEE(台) 51 52 49 53 54
FFFFFF(東) 44 40 41 43 45
GGGGG(南)  41 40 42 43 45

もちろんアイス券プレゼントだ。
寒くなってきたとはいえ勝利のアイスはきっとおいしいはずだ。成績の上がらない連中をみながらアイスをほおばり「あー冷てー、お前の偏差値と同じくらい冷てーわ、あーはっはっはー」と言ってやりましょう。きっとおいしさが倍増するはずです。その他にも今回自己ベストだった者はHHHH(東)さん、IIIIII(八)さん、JJJJ(八)さんの3人だ。こちらはじゃがりこをプレゼントしよう!じゃがりこをポリポリと食べながら、上がらない連中の顔を見ながら「アーおいしい、キミの偏差値もこれと同じように音を立てて折れていってるのよねー。あーはっはっはー」。まあ、友だちは減るわな。
「頑張る」という言葉を辞書で調べると・一生懸命、努力する。困難に負けず忍耐する。とある。本当にそう思う。しかし、我々はとても気軽にこの「頑張る」という言葉を使っているよね。「頑張る」とは自分のできる範囲のことをやっていても頑張ったことにはならない。本当の頑張るとは今までやってきたギリギリのところ、あるいはそれを超えたことをやった時に「頑張った」ことになるのだと思う。また、できる範囲のことを何回も何回も繰り返し行うことも頑張ったことになる。
高校受験が終わって何年かたった時に「いやー、高校受験はしんどかったー。だけどあの時は本当に頑張ったなー。」と振り返ることができれば良いね。さあ、冬期講習がんばっていこう。
お知らせ
みや模試の集計データがPCから閲覧できるのでぜひ見てください。12月27~1月16日閲覧可能。第一志望校別の順位などはとても良い資料になるぞ! 「宮城新教育」で検索。“みや模試速報”をクリック。パスワード画面で 「miyamoshi1」
 

 

 

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