公立前期入試
2013.02.15
おやじから一言 VOL8 伊藤です。公立前期の発表がでたのでお知らせします。下記の文は中3会員に対してのお知らせで、イニシャルのところは実際には実名で書かれています。
今日は2月12日だ。細かく言えば12日の午前11時だ。今日は公立前期発表の日である。進研学習会からは26名が挑んだわけであるが、平均倍率から考えれば10名の合格者が出るのが普通である。だが、ウチの状況としてはちょっと厳しい。理由は三高普通科約6倍という超難関に8名、泉普通科約4倍に3名がエントリーしているのである。客観的に受験校等を考慮すれば27名中8名というところだろうか? ウチの塾生だけが努力しているわけではない。世の中のほとんどといっていいくらいの中3生がこの時期、必死に努力しているのだ。以前、書いたかどうか忘れてしまったが、ワシの本心はこうだ。努力を多くした者はぜひ受かってほしい、そして努力を中途半端にしかしなかった者、あるいはほとんどしなかった者はぜひ不合格であってほしい。それが仮にウチの塾生であってもだ。高校受験は長い人生からすればほんの一通過点に過ぎない。ここでたいした努力もしない人間が成功してはダメだと思う(その理由は後述する)。やはり、努力を続けた者、一生懸命に頑張った者に「合格」してほしいですな。
君らはこの受験勉強でいくらかわかったと思うが、ちょっとやそっとの努力で偏差値が上がるわけではない。君らはあるいは君らの親でも1年前はこういうように思っていた人たちがいると思う。
「やれば上がる。少しずつでもやれば上がる。頑張れば上がり続ける。」と…。どうだった?そうだったか?そうじゃないよね。そんなに甘くはないんだ。そりゃ周りの連中が止まっていて自分一人が歩けば、自分だけが前に行くわな。でも実際はマラソンみたいなもので、みんなが走っていて、後半になるとスパートがかかる。勉強の習慣がある奴は後半もスタミナがある。きちんと計画的に勉強を進めた奴は頭脳的に走る。途中で立ち止まった者は一気に抜かされる。志望校というゴールに向かって受験者が走る。定員240名ならば240位までが表彰される。241位以降は表彰されない。
受験はマラソンと同じなんだ。また、昔から思っているんだが、「入試はフェア」だと思う。中1からの評定と入試時の得点での総合判定。ふざけていた者や学校をなめていた者はそれなりのハンディを背負う。欠席の多い者も同様だ。そうでなく、地道にでもコツコツと努力した者、自分のコンディションが悪い時でも授業をきちんと聞かないと…と思い頑張った者たちがプラスされる。めちゃめちゃフェアである。たいした努力もせずに受かったら、おそらく次も手を抜くだろう。出せる力を出さずセーブするだろう。「こんなもんかな」「これくらいでいいだろう」これが怖いのだ。そのうち、ガムシャラに努力することができなくなるのだ。一生懸命努力し、栄冠を勝ち取った者はその成功体験をずーと覚えているものだ。次回そういう場面になった時に「あのとき、自分はあれだけ頑張ることができた。よし!やろう。」という気持ちになるのだ。仮に一生懸命努力したが結果、残念なことになっても得るものはある。悔しさと反省である。悔しさは次回のバネになる。「ちきしょうー」パワーは大きい。また、それに反省が加われば…「やっぱり中1・2の内申がだめだったからだろうなー。今度は高1からしっかりやろう。」「苦手な理科が最後まで克服できなかったからダメだったんだと思う。高校では暗記しなきゃいけないところはその時に覚えよう!」
前期試験は16時に発表だ。当たり前だが合格する者と不合格の者が出る。仮に不合格であっても、それが最終ではない。前期を受けていない者たちと同列になったにすぎないのだ。後期入試は3月7日。あと3週間ちょっとである。
焦るのは当然だ。しかし、ここでちょっと頭を冷やして計画的に行こうではないか。まず、公立の過去問が終わっていない者はそれが優先だ。それが終わったら(終わっている者は)、何をすれば良いのか?暗記系の理科・社会・英熟語・漢字は毎日各30分は必要だろう。計2時間。そして塾の予習あるいは宿題だな。加えて得点を10点上げやすい教科の勉強だ。今さら苦手教科を上げろー!とは言わない。5教科の中で10点アップしやすい教科を考えよう。英語40点、理科60点だとして、10点アップしやすいのは自分にとってどちらだろうか?と考えてほしいのだ。英語40点を50点へ、また理科60点を70点へ。どちらのほうが10点上げられるのか…。入試は富谷などの一部の傾斜配点の学校以外は5教科の合計得点で決まる。科目間のバランスは考慮されない。「10点アップ」の教科を決めてその教科は毎日1時間はやりたいですな。塾のない平日で5時間くらいかね。休日はこれらを2倍ずつしてほしいので10時間か。まあ、受かりたいならそれくらいは当然だな。
さて、16時を待ちましょう…
結果です!(現在22時)
IM(南) 仙台三高 普
NS(台) 仙台三高 普
YM(南) 富 谷 人文
IK(南) 仙台三高 理数
KM(鶴) 富 谷 理数
IM(東) 泉松陵
AY(南) 泉館山
SK(鶴) 仙台三高 普
SS(南) 宮城一高 普
おめでとう!!!いや~どのメンツを見ても真面目に努力したもの達ばかりで合格にふさわしい、と思うぞい。本当におめでとう。
IMは小6の6月からウチに通っています。上の兄ちゃん姉ちゃんと同様に第一志望校に受かってくれました。受かるとは思っていたが、やはり実際に合格だということを聞くとホッとしました。おめでとう。
NSは中3の後半になって本当に伸びましたな。暗記に強いので後半になってもくたびれませんでしたな。さすがです。おめでとう。
YMはいつも笑顔で決して相手を不快にしません。涙腺が弱いところもまあ愛嬌だな。そのままでいてほしいです。姉ちゃんたち同様志望校に受かりましたな。おめでとう。
IKは今日最初に報告をしに来てくれました。大きい目がうるんでいたな。3年前の中学受験はダメだったけどこれでチャラだな。喜びも大きいだろう。良いだろ?合格はよ。おめでとう。
KMは今日お母さんと一緒に来てくれました。ものすごーく喜んでいました。そのような表情を見るとワシも「また頑張るぜ」という気持ちになれます。ありがとな。
IMの合格は本当にうれしかったぞ。実はお前のことを一番心配していたのよ。Mは地道に努力した人だと思う。努力してもなかなか成果が出なかった時期もあるけど腐らずにやったよな。ワシはMの努力を認めているぞ。おめでとうな。
AYはもっと自分に自信を持って良いと思う。ものごとを慎重に考えすぎるところがある。館山での活躍を超期待するぞ!おめでとう。
SKに言われた言葉で最も印象に残っているのが、「先生、今回のテスト学年で一番でした、初めてですー。」だ。あのときの紅潮した表情はワシの頭にしっかりと残っているぞ。おめでとう。
SSは本当に頑張り屋だ。努力することを続けることができる。きっと合格したからといっても今までと同じくらい勉強するんだろうな。おめでとう。そういえばKがSの合格を知って「チッ、 あいつも合格かよ」と言ってました。(ウソです)
ここで1月17日に発表があった私立推薦(特待)合格者をあらためて発表しよう。
SS(南) 尚絅学院 文系
ES(南)常盤木リバティ特待合格
SH(鶴) 榴ヶ岡
YA(台) 生文大
SK(八) 榴ヶ岡
SSは中学の勉強で悔いを残している。それを十分に分かっているのが良い。高校では最初から飛ばしていけ。その日習ったことはその日に復習だぞ。
ESは今回見事授業料免除を勝ち取った。かなりエライ!しかも合格した今も努力し勉強を続けている。周りへの気配りもできるし、なかなかのもんです!
SHは星先生をはじめ全講師陣を悩ませました。頑張っている割には成績が上がらない…からだ。しかし、今回ツツジの合格を勝ち取った。おめでとう、しかし、Hも十分わかっているようにこれからが勝負どころだ。今の頑張りを努力をこれから1年間続けろ。きっと良いことがある。
YAは最近入会したのだが、Aなりに頑張ったと思う。勉強にまったく興味を持っていなかったのだろうが、今回の受験勉強で知識が増えていくことを実感したのではないだろうか。知識は財産だぞ。今のうちにたくさん蓄えような。
SKはC1クラスのムードメーカーですな。表情が豊かで、わかるときのデカい態度とわからない時の縮こまった態度(声も小さくなる)のギャップがとても面白い。クラスを明るくしてくれる存在ですな。
さて、ここに出てきた十数名の皆さん!ここであることをしなければならない。それは自分を応援してくれた家族への感謝である。
心で思っているだけではダメだ。
家族は心配してたのよー。
こういう大切な場面で親に感謝の気持ちを伝えられる奴は立派だと思うぞ。照れくさいかもしれんが勇気をだして言葉にしよう。
さて、これから後期試験に挑むみなさん!残り3週間だ。やれるだけのことはやっていこうな。悔いの残らない試験にしたいだろ?試験が終わった時に「これでダメだったら、しかたないね」と思えるような入試にしようぜ。
お知らせ
現在、受験が終わった者で構成される「ボランティア部隊」を募集中!現在6名です。リーダーはESさんです。
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