期待
2014.11.30
浦山です。
本日も生徒の保護者との二者面談でした。
保護者にお家や学校での様子を聞くと、塾での様子とは全然違うことがよくあります。
学校のテストでは400点を超えていても、家では宿題だけしかやらず、自分からは勉強しようとしない生徒。
塾ではおとなしいのに、家では荒れている生徒。
塾とは違った様子を面談で教えていただけるので、面談後は違った目線で生徒を見ることができます。
ところで二者面談をすると毎回思うことが、家でどういう声掛けをするかは生徒にとって非常に重要ということです。
例えば、
「公立高校に落ちてしまったら私立だから、親に金銭的な迷惑をかけてしまうなぁ。不安だぁ~。。」
と、お金のことを気にする中3生が結構いるんです。
そういう子に対して、
「そんなこと気にしないで、もし落ちた時はなんとかするから心配しないの!」
と親が言ってあげると、生徒も安心して受験勉強に集中できるようです。
これから受験までの4ヶ月間、中3生はプレッシャーを感じますし、相当ストレスも溜まります。
この大変な時期に親が心の支えになってあげられると、生徒も助かるみたいですね。
こういうことを生徒から聞いたとき、私は面談で、
「〇〇さんがこんなふうに言ってましたよ。お母さんが強い支えになってるみたいですね。」
と伝えるようにしています。
伝えることによって親子関係がさらに良くなり、生徒もさらに勉強に集中できるようになったらいいですからね。
逆に親の声掛けが悪い方に向かうケースもあるようです。
「あなたには期待しているから絶対〇〇高校に合格するように頑張ってね!」
という感じ。
親に期待されると期待に応えるべく、いっそう努力する生徒は多いんですが・・・。
この声掛けは良いときもあるのですが、目標となっている〇〇高校というのが生徒の実力と明らかに離れ過ぎているときに逆効果にもなるみたいなんです。
偏差値48くらいの生徒が仙台三高を目指せ目指せ!と言われると(まぁこんなケースはないですが笑)
「三高には絶対むりだなぁ。でも三高に入れなければ意味がないんだろうなぁ」
と三高に入ることが全てになってしまい、入れないかもういいや!と投げ出してしまう。
そして全く勉強しなくなるというケースもあります。
成績が上がったとしても三高まではまだまだ遠い。
だから上がってもあまり嬉しさを感じられない。
こういう状況は生徒にとって苦しいですよね。
こんな感じで、声掛けが良い方にも悪い方にも影響することがあると思います。
こういうところが難しい。
そのときの生徒の様子によって良い声掛けは変わってくるのかもしれませんしね。
それを考え続けるのもまた難しい。
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