進研学習会ブログ

おやじから一言 VOL.5

2025.11.24

11月3日に国際センターで行われた進学情報Canには中間テスト直前という時期にも関わらず、1000人以上の方々に来場していただいた。ウチの塾からも十数人の生徒・保護者の方々に来ていただいた。まあ、南光台中が翌日に中間、他の中学もその週に中間テストがあったので、なかなか時期的には厳しかったですな。それでも来てもらった人たちはそれなりに満足していただけたのではないでしょうか。あのような場で自分が受験しようと思っている公立・私立の先生方と話をするだけで、ちょっとヤル気が湧いてくるもんだよね。また、きっと参考になる話やそんな特典があるんだ、などという発見があったと思うので、最終的な私立受験校選びの役に立ったのではないでしょうか。
個人的なエピソードになるが、3日の進学情報Canの会場である女性から声をかけられた。「伊藤先生ですよね。」だいたい、こんな感じで声を掛けて来るときは、昔ウチに通っていた人、と決まっている。「そうですが、えー誰でしょう?」「覚えていないと思いますが、昔お世話になった○○です。」
「覚えているよ、確か父ちゃんが剣道を教えていたよね」「そうです、そうです!」
本当に懐かしかったです。三浦祐太朗先生も10年位前にこの情報Canで声をかけられ、それからまた付き合いが始まって、今はうちで英語を担当してもらっている。進学情報Canはワシにとって「再会の場」なのよね。
さて、11月も下旬にさしかかろうとしている。みなさんとの第2回の二者面談が終わり、保護者面談を行っている最中だ。私立受験校はほとんどの人が決まったようですな。ただ、何人かは受験方法についての迷いがあるようです。一般、専願、公立併願特待、評定○以上での特待など高校によって様々な受験方法があるからね。あと大学に推薦入試で進学しやすいから、公立ではなく私立高校にする、という人もワシが面談した中では3,4人いたね。高校の受験校についてはいろいろな見方がある。大学進学のこと、部活、バイトがしたい、遊びたい、就職を考えてます、勉強が好きじゃない、国公立大に行きたいなど、考え・目的は様々だ。みんな楽しい高校生活をおくりたいと思うのは当然だけど、その先だよね。今回の私立受験校を決める際に、チラッとでも将来のことを考えたと思う。キミらにとって高校は通過点。その先の大学、専門学校、就職などを考えるきっかけになったのではないだろうか。高校卒業は3年後。スグだよ。自分は何が向いているのか、何をやりたいのか、逆にこういうのはやりたくないな、向いていないな。とか、考えないといかんのだ。今は中学3年生の11月、5ヶ月後にはどこかの高校に通っている。3年4ヶ月後には高校を卒業しているんだ。時間は止まってくれないのよ。
高校選びも将来の職業のこともすべては自分のことなのだから、親のアドバイスも聞き、きちんと考えなければならん。
ところで、みなさんの中に「わたし、勉強しているのに全然上がらないの。なぜ、ホワーイ?」という人がいるはずだ。この様な人たちにけっこう共通するのが、“何かの教科が上がれば何かの教科が下がる”。この理由としては①知識が浅い、徹底されていない。つまり理科、社会等で知っているところはそれなりに解けるが定着が甘いところはダメ。というように問題によって20点以上得点が上下する者はまだまだ実力がついていないのだ。そういう人は得点が良い時のことを自分の実力と思いがちだが、まったく違うぞ。あたりまえだが、知識がしっかりと固まっている人は瞬発力がある。問題を読んで、解答欄に答えを書き終えるまでの時間が短い。知識があいまいだとこの時間が長――いのだ。問題を読んでいる最中に答えが頭に出てくるくらいで、「覚えた」ということになるのよ。
②集中力がもたない。模試は5教科連続なので、普段勉強していない者にとっては体調や気分によって集中力が大きく変化する。ノッているときは良いのだが、そうじゃないと×。数学、理科などの難しい問題で解説を見ながらでも理解しようとすることがとても大事。問題集の解説はあっさりしていて分かりづらいよね。特に数学の図形、関数系はなおさらだ。そこを粘って考えよう。解説見てもわかんないもーん!では集中力、理解力は鍛えられんぞ。まあ、それでもわからん場合はワシらに聞いてくれ。とにかく、集中力というのは「長い時間を机に向かっている経験」から得られるものなのであーる。粘りですぞ。
そうそう、たまに「〇〇(生徒名)、勉強してるか?」とのワシの問いに「やってますよ!」、「ウソつけ、絶対やっていないよ」「本当ですよ、やってますよ」….
どうやら、毎日30分から1時間はやっているのだ。それはこちらからすると、受験生という学年を考えればその程度の時間では、やっていない部類に入るのだが、本人からすれば30分でも勉強をすればそれは、「勉強をやった」ことになるのだ。それを受験生なんだから、3時間以上はやれよ、と言っても「それは無理ですよ。でも勉強はしてますよ。」との話になってくる。というような会話はマジで疲れる。これが11月の中3生との会話であることが残念である。まあ、根気よく、うるさく言い聞かせていいくしかないね。ボヤキでした。んだば、そろそろ今回11月模試の発表といきましょう。その前に前回10月模試の結果だな。

●新みやぎ模試 10月度

全体 61 47 44 54 54 260
58 49 45 56 54 261
SS 48 51 50 51 50 50

そうそう9月とほぼ変わらずのSS50でしたな。
そんで今回はというと、、、、

●新みやぎ模試 11月度

全体 61 47 50 54 44 256
56 47 49 52 43 247
SS 47 50 50 49 50 49

いやいやイマイチですな。およそ県の平均位。仙台市内でいったら平均にも達していないということだ。それでも一人一人の数字を見ていくと、今回自己ベストの偏差値を出している者がけっこういるのよね。でも、逆に自己ワーストの偏差値を出してしまった者も4人、自己ワーストタイが5人も出ている。この時期の自己ワーストの偏差値を出してしまった人たちは、勉強量が足りないのよ。勉強は「量×質」だ。集中して学習していても、勉強時間が短ければダメだし、ダラダラと長い時間をやってもダメ。そのような人たちには短時間学習の連発を勧める。40分で英単語・漢字の練習、休憩10分、40分で数学のこのページからこのページまで。などと30~40分で刻むやり方である。まずはお試しを。
今回11月模試で自己ベストの偏差値を出したぜ、という人たちはこちらです!

さあ、次も期待していますぞ!
名    前 (学校) 11月模試SS
AAAA(南) 66
BBBB(南) 57
CCCC (南) 49
DDDD (南) 44
EEEE (台) 43

そんで他にも今回の偏差値が自己ベストタイという人が3人いた。
名前が出ている人にはアイス券プレゼント!
今月、私立受験校が決まる。次にやることはその学校に受かること。具体的には過去の入試問題(過去問)を買って、それをやることだな。いつから、やり始めるかというと、12月初旬からだ。あらためてこちらから号令をかけるので、まずは自分が受験する高校の過去問を買っておいてくれ。2つのメーカーから出ているのだが、東京学参という出版社から出ている方が良い。ただし、市内の私立高校すべての過去問を出版しているわけではないので、調べてくれ。そうそう、書店で購入する場合、私立1校分で3400円位するのでちょっと多めにお金をもって言ってくれ。毎年、12月模試は外部会場で受験してもらっているので、その時に購入する人が多いね。さあ、いよいよ過去問演習が始まる。模試よりも難しい学校もあるし、カンタンな学校もある。一般入試で受験なら特進以外であれば6割でほぼ確実に合格だ。特進は学校によって合格ラインがマチマチだが7~8割。
寒くなってきた。君らの服装も厚くなってきた。いよいよ受験シーズンだ。君らの学力は工夫しだいでまだ上がる。この時期になったらあまり苦手教科ばかりに目を向けるのはやめた方が良いかもしれん。10点上げろ、と言われたら自分にとって何の教科が上げやすいのかを考えよう。自分にとって何の教科が最も上げやすいのかを考えるべし。

 

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