進研学習会ブログ

教育ITソリューション

2018.05.25

伊藤です。

5月17日に東京ビッグサイトで行われた「教育ITソリューションEXPO 2018」というイベントに行って参りました。ウチに出入りしている教材関係の方から「伊藤先生、行きましょうよ。見ておくべきですよ」と誘われ、んだば行くべか。

この日は補講の日で、翌日は16:45から授業だ。ということで、木曜の朝6:50の新幹線で行きましたよ。このイベントは「教育現場の課題解決のための製品やツールが一堂に展示!教育分野 日本最大の専門展」と謳っているだけあり、まあ人が多いこと。学校関係、塾・予備校、官公庁の方たちです。講演も3つ聞いたのですが、おもしろかったのは灘中高校長先生のお話しですな(60分)。学校は寄席でなければならない、つまり教員は噺家(落語家)でなければならないのだ。という話でした。授業の工夫であったり、ICTの活用方法であったり、とても考えさせられました。

また、箕面市長の話(40分)は現時点とこれからのICTに対しての取り組みについて、データ上からの考察を話されていました。「へー、そうなんだ。こりゃ仙台は相当遅れているなー」という感想です。ある小学校では英語教育の一環としてニュージーランドの小学校と連携し、お互いの学校の廊下に大型モニターを設置。モニターにはカメラ、スピーカーがついており、相手の学校とつながりっぱなし。児童たちは相手の顔を見ながら、英語で話したり日本語で話したりしているのです。カメラ、モニターを通し、お互いに一瞬目が合った時にはもちろん笑顔で挨拶「ハロー!じゃあーねー」。放課後、何人かの児童がモニターの前で踊っているところをニュージーランドの先生、児童が手を叩いて見ている。市長は「このシステム、本当安いですよ。アイディアしだいで安くて刺激のある良い教材はいくらでも作れる」と力説していました。とても市長とは思えない、どこか大きな会社の広報担当のプレゼンを聞いているような感じでした。

教育教材・設備の展示では750社が各ブースごとに自社の製品をアピールしていて、もう田舎者の私は目がまわってしまいましたな。すごい教材がズラーっとありました。値段もスゴイですぞ。AIやVRを使用しての英語教材は本当に楽しく、英検3級レベルの私でもどんどん進めていきたいと思いました。VRはあの巨大なメガネみたいなものをかけると、そこはハワイあたりのリゾート地。目の前には女性が立っていて、私に今日天気が良いね。と空を指さす。もちろん英語でだ。上を見ると雲がちょっとしかない、快晴だ。その女性は私に容赦なしにいろいろなことを尋ねてくる。どこから来た?何で来た?誰と来た?もっとゆっくり話してくれるよう頼んだが、笑顔で無視。いくつかの質問は聞き取れず、というか単語力がついてけずアウト。女性は私を見て微笑んでいる。このヤロー、と思いつつおいおいこれはVR。
プログラミング授業教材も小学生が楽しく考えられるよう練られていますな。しかし、韓国、台湾、中国の会社が多いことにはビックリ。日本企業も海外にどんどん技術を売り込まなければならないよなー。日本は2040年問題が騒がれているように、どんどん高齢化が進み国内消費が落ち込み、社会保障費が現在の1.3倍超にもなり財政難になることはいるんだからねー。そのためにも英語、プログラミングの授業が小学校でも必要なんですね。なんか納得してしまいました。朝9:40~18:00、刺激の連続でした。 

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