2019おやじから一言 VOL3
2019.09.24
この「おやじから一言」は塾長の伊藤が中3生会員に渡している読み物で、模試の結果が出るたびに発行されます。本来、すべて実名で書いていますがこのブログ上ではAとかBで生徒名を表しています。
さあ、前期期末試験も終わり、やっといつも通りの「お受験勉強」ができるようになりましたね。キミらの中には、なかなか受験というものが遠くにしか見えていない者がいると思う。そんな人はぜひ、高校のオープンキャンパス、説明会に行ってみるべし。今から10月下旬まではけっこう私立高校の説明会が開かれる。そういうところに行くと、きっと気持ちが変ってくると思う。だいたい自分らが着ている制服と違う制服を見るだけでも、刺激になるよね。緊張感が出てくるよね。
そんで、高校の先生から、「○○高校では大学進学に向けて…、部活では…、先生たちはみんな…。」なんて話を聞くと、きっと自分が来年高校生になるんだ、という気持ちがいくらか高まってくると思うんだ。キミらを見ていると、来年は高校生になる、という自覚が足りない者がたくさんいる。もっと自覚をしてほしいし、受験生としての、うーんなんつーかねー、大げさに言えば「覚悟」が欲しいね。
ちょっと乱暴な口調になるが、
受験勉強は嫌でも、高校生にはなりたいんだろ?んだば、どこでも良いのか?バカ高校のアホたくさんコースでも良いのか?それは嫌なんだろ? 勉強は嫌いだが、それなりの高校に行きたいというのはガキの考えだ。ワシから言わせれば1000円しかないのに、2500円のステーキ定食が食べたい、というのと同じだ。もう中3なんだからもう少し大人になって考えてほしいね。そうそう、キミらの母ちゃんの中で「勉強しないとどこの高校も受からないんだからね!」というセリフを言う人がいると思うが、それは違いますな。勉強をしなくても入れる高校はけっこうあります。仙台にはそのようなアホであり怠け者でも入れる高校があるのです。でも先生さすがに学校のテストで5教科で100点も取れなかったら無理ですよね…、というかもしれませんが、いいえ大丈夫です!仙台には通信制の高校がいっぱいあります。そこで良ければ入れます。何といっても入試がないのでお金さえ出せばOK。だから、勉強しなくても高校生にはなれるので、さぼりたい人は安心してサボってください。できれば、公立が良いって?ハイ、もちろん公立にも入れますよ。宮城は学区が無いのでどこの公立高校にも誰でも受験することができるのあーる。郡部には定員に満たない公立高校がたくさんある。怠けたいなら、遊びたいなら、テレビやユーチューブを見続けたいなら、どうぞ見てちょうだい。ちゃんと高校生という肩書をもらえることは保証します。ただ、あの高校はイヤだ、この高校が良い、などとリクエストすることは無理だ。リクエストが出来るのは努力して、しっかりと結果を出した者だけだ。怠けものが選ぶことはできない。そんなことは当然だ。そもそも努力したものとそうでない者とが同じリターン、つまり見かえりがあるはずがない。そんなことはバカな奴でもわかることだ。1000円しかなくて、2500円のステーキ定食は食えないのだ。まあ、ちょっと話は感情的になってしまったが、ワシの本音だな。
ちょっと、冷静になって話そう。学生はたいへんだ。テストから逃れられないよね。実際、そう思うし事実だな。だけど、キミらが社会に出て定年退職するまでの間はもっと大変だぞ。なんといってもこれから本格的なAI(人口知能)の時代に進んでいくからだ。AIは進化していく、キミらの仕事はどんどんAIに変わっていくのだ。つまり、能力のない者は仕事がなくなる、とまでは言わないが低賃金での仕事しかできなくなる。きっと、10年後は相当な競争になっている。そこで生き残るのは本当に大変だ。そういう意味でも、しっかりと「勉強」をしなければならないのだ。勉強という字を見てみろ。「強くなるよう勉める」である。これは進化し続けることを意味しているんだな。勉強を続ける、ということは進化を続けることだと思う。中学・高校で学ぶことは物ごとの基礎、成り立ちを学ぶことなんじゃないかな。今、キミたちのほとんどは「勉強」を「義務」としてとらえていると思う。だけど、大人になって分かることなんだが、中学・高校で勉強することはいろいろなことを推測、予想するのに、また物ごとの仕組み・理屈を考えるのに役立つ。知識があればたくさん感動できるぞ。感動するということは心が豊かになるということなんだ。「へーなるほどね、そうなってんだ」「やっぱり思ってた通りだ」これが多ければ多いほど楽しい。表情も豊かになるね。逆に何にも感動しない人は表情がなくなっていく。喜怒哀楽がなくなっていく。心が固まってしまう。そうなるとほぐすことはなかなか難しいものだ。やはり今、学校での授業を大切にした方が良いぞ。今のキミらの勉強は学力を上げることが目標なのだが、もっと先を考えると、将来の自分の心を豊かにできる。学生はテストが多く大変だと思うが、大人になってそれがとても意味のあるものだと分かる。今回はそれをちょっと伝えたかったんだな。さあどうだ!いくらか勉強する気になったか?さて、そろそろ今回の模試の結果を発表しよう。その前に、前回8月の模試結果を振り返ろう。
●新みやぎ模試 8月度
国 | 数 | 英 | 社 | 理 | 計 | |
全体 | 56 | 48 | 54 | 53 | 62 | 273 |
塾 | 60 | 59 | 62 | 61 | 73 | 316 |
SS | 52 | 55 | 54 | 54 | 54 | 55 |
そうそうまずまずの結果だったな。県平均プラス43点は今の時期にしては十分だ、と思っていたのだが…。
●新みやぎ模試 9月度
国 | 数 | 英 | 社 | 理 | 計 | |
全体 | 65 | 45 | 54 | 55 | 54 | 273 |
塾 | 71 | 53 | 61 | 61 | 63 | 308 |
SS | 53 | 54 | 53 | 52 | 54 | 53 |
いやー下がっちまったな。県平均プラス35点ですか。1人ひとりの偏差値を細かく見ていくと、確かに前回8月よりちょっと下がっている者が多い。みんなきちんと今回の模試の志望校判定を見てくれ。目をそらすことなく見てくれ。それが今の実力なんだと自覚しよう。
さて、今回の模試で自己ベストのSSを叩きだした連中を紹介しよう(3回以上受験) 。
名 前 学校 3月7月8月9月
AAAAA (八) 57 61 59 62
BBBBB (南) 57 59 58 61
CCCCC(南) 48 49 51 52
DDDDD(幸) 40 42 44 45
たいしたもんだぞ。チュッ♡
ごほうびにアイス券をプレゼントしよう。
そうそう今回3609名が受験したのだが、県ベスト100位に3名が入りました!
EEEEE(付) 436点 33位
FFFFFF(東) 433点 45位
GGGGG(台) 430点 56位
もちろんアイス券プレゼントだ!
次の模試は10月12日(土)。今回自己ワーストのSSを出してしまった5人はかなり頑張らないとずるずるとこの位置で固まってしまうぞ。しっかりと今回の判定票を見て、何の教科のどこがダメだったのかを確認してくれ。
さあ、みなさん!今日は何月何日だ?もう9月も終わるぞ。2月初めは私立一般入試。あと4ヶ月ちょっとだ。4ヶ月なんてあっという間だぞ。中総体があったのが今から3.5ヶ月前。どうだ?あれからもう3ヶ月半が経っているんだぞ。悔いを残さぬよう、毎日をしっかり過ごしていかなければならんな。そのためにも我々にいっぱい質問をしてくれ。特に英語・数学はいっぱいわからないところがあるはずだ。どんどん質問してくれ。
さて、今日はスタジオに成績アップが止まらない南光台中のHくんに来てもらいました。
伊「こんにちは」
H「ハイ、こんにちはー」
伊「今回もじわっと偏差値を上げてきましたね。いやーダウンなしの上がりっぱなしというのはお見事です。なにか特別なことをしているんですか?ぜひ、みんなに教えてください。」
H「えー、普通ですよ。普通。普通に勉強していれば、上がるんです。特別なことなどしていませんよ。伊藤さん。」
伊「いやいや、そんなことはないはずです。みんなが偏差値アップに苦労している中、朝日さんだけが右上がりですもん。」
H「うーん、そうですね。あえて言えば。悟りでしょうか。欲を捨てたのが良かったのかもしれないなー。」
伊「具体的にお願いします」
H「成績を上げたい、人よりも上に行きたいというのは欲ですよね、伊藤さん。でも、そうじゃないんです。自分との闘いの延長上に勉強があり、もちろんそれ以外の修練もその線上にあると考えればシンプルなんですよ。」
伊「すみません、さっぱり分かりません。」
H「何?キミの理解力はちょっと低いんじゃないのかね。誰かほかの人いないのー?」
伊「すみません。私が担当でして…。もう一度お願いします。みんな知りたがっているので…」
H「勉強は自分との闘いで、粘れるか粘れないか、ということなんですよ。自分との闘いは欲に勝つこと。テレビを見たい。日曜日は遊びたい、というのが欲ですよ。僕レベルになってくると欲に勝つのではなく欲を捨てたんだから、テレビを見たい、ユーチューブを見たい、ということはないのです。日々を淡々と勉強して過ごす。これが今の時期の中3生にあるべく姿ではないでしょうか。もちろんすべての欲を捨てたわけではありません。今の時期だからこそ捨てなければいけない欲があるのです。それを捨てたのです。
伊「ほー、欲を捨てたのですね。中3でその域に達したのですね。すごいです。」
H「太陽は西に沈み、翌朝東から出てくる。皆を照らしはじめる。朝の太陽は人々をやる気にさせる。笑顔にさせる。1日のリズムのスタートを知らせる。それが朝日です。つまり私なんですよ。伊藤さん、あなたの中にも私という存在がいるのですよ。もう、授業中に難しい問題を私にあてるのはやめなさい。いいね?『これ、先週言っただろー』などと大きい声で僕を責めるのはやめなさい。あれ、ボク苦手だから。わかったね。」
伊「わかりました。今後も何か気になることがございましたら、何なりと仰せつけくださいませーー、ははー」 〈続く〉
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